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2011年07月01日 (金) | Edit |
1965年イタリア/フランス/スペイン映画。
教授とあだ名される天才犯罪者と7人の仲間が銀行に眠る金塊を強奪する軽快な犯罪コメディ。

教授とあだ名される天才犯罪者アルベール。教授がヨーロッパ各国から選び抜いたプロの犯罪者6人、そして、教授の美人秘書のジョルジャ。
教授とその仲間は、スイスの銀行にある大量の金塊を盗み出そうと計画
その作戦は、下水道や水道管をくぐり抜け、銀行の金庫の真下から、比較的鉄板の薄い部分を破り、金塊をゴッソリ頂くというもの。
教授が立案した完璧な計画と指示のもと、7人は、各自分担された役割を忠実に果たしていきます。そして銀行強盗は、分単位で着実に進められていきます
当初は寸分の狂いもなく計画は進んでいましたが、単純に計画が成功するはずもなく……

参考動画
参考音楽

製作、監督、脚本、マルコ・ヴィカリオ
脚本、ノエル・ギルモール、マリアーノ・オゾレス
撮影、エンニオ・グァルニエーリ
音楽、アルマンド・トロヴァヨーリ
出演、フィリップ・ルロワロッサナ・ポデスタ、ガストーネ・モスキン、ガブリエーレ・ティンティ、ホセ・スアレス

フィリップ・ルロワは、ジャック・ベッケル監督の「穴」に出演していました。このときは囚人役として穴を掘っていました。この映画では、天才犯罪者“教授”として主演しています。
ロッサナ・ポデスタは、美人セクシー女優として人気があり、「ユリシーズ」「トロイのヘレン」「ソドムとゴモラ」などに出演しています。

この映画は、オープニングシークエンスと音楽によって、成功を収めたといっても過言ではないと思います。最初の音楽で、この映画はクールでオシャレな犯罪映画だと分からせてくれ、オープニングシークエンスでは、ただの犯罪映画などではなく、スマートに犯罪を成し遂げるプロフェッショナル集団の物語だという事を分からせてくれます。
頭脳で完全犯罪を企てる教授、忠実なプロフェッショナル7人、そして、ロッサナ・ポデスタ扮する美人秘書。それぞれキャラのたったメンバーが、銀行の金塊を穴を掘って盗み出すという単純な物語を、面白おかしくエンターテイメントとして、魅せていってくれます。
この映画は日本でもお馴染みで、主題曲も有名です。何度も地上波で放映(昔)されてましたし、ある一定層の年齢の人にはジャストフィットする作品だと思います。セクシー女優ロッサナ・ポデスタは日本でも大人気でした


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テーマ:DVDで見た映画
ジャンル:映画
2011年05月09日 (月) | Edit |
1963年製作アメリカ作品モノクロ。
冷戦下の核戦争の恐怖を描いた傑作ブラック・コメディ。

アメリカ空軍基地司令官のリッパー将軍が、独断で軍の最高機密R作戦を決行。R作戦とは、ワシントンが攻撃された時の為の非常時の作戦で、大統領の命令がなくても、他国に核攻撃ができるというものです。コミュニストにアメリカが侵略されているという妄想にとりつかれているリッパー将軍は、基地を封鎖し、外部との通信を遮断。部下達には、基地の守りを固め、近づいてくる軍隊は全て攻撃するように命令します。そして、核兵器を乗せた爆撃機を、ソビエト連邦へ向かわせます。
ソビエト連邦に、自軍の爆撃機が向かっているのを察知したアメリカ政府は、大統領以下、軍の最高司令官や科学者を集め、緊急会議を開きます。刻々と核攻撃のタイムリミットが迫る中、アメリカ大統領は、ソビエト連邦の大使も招き、なんとか事態の収拾を図ろうとするのですが……

予告編動画リンク

製作、監督、脚本、スタンリー・キューブリック
原作、脚本、ピーター・ジョージ
脚本、テリー・サザーン
撮影、ギルバート・テイラー
音楽、ローリー・ジョンソン
出演、ピーター・セラーズジョージ・C・スコットスターリング・ヘイドンキーナン・ウィンスリム・ピケンズジェームズ・アール・ジョーンズ

この映画のユーモア部分は、脚本家のテリー・サザーンの力によるものが大きいです。ビートニクからヒッピーへといたる架け橋となるような人物で、映画では、「バーバレラ」「イージー・ライダー」の脚本で有名です。
ギルバート・テイラーは、英国のカメラマンで、ポランスキー監督の、「反撥」「袋小路」「マクベス」などを手がけています。
英国の名優ピーター・セラーズが、ストレンジラブ博士、米大統領、マンドレーク大佐、の3役を演じています。当初は4役の予定でしたが、セラーズが撮影中に足を負傷したため、3役になりました。演じられなくなった役は、代役として生粋のテキサス男スリム・ピケンズが演じました。
キューブリックは、名優で気難しいジョージ・C・スコットを懐柔するため、スコットが得意なチェスで勝負を挑み、スコットを打ち負かす事で、名優の信頼と尊敬を勝ち得ました。
当時、スターリング・ヘイドンは、俳優業を引退していましたが、キューブリックが映画界に呼び戻し復帰させています。
ジェームズ・アール・ジョーンズは黒人の名優で、ダース・ベイダーの声を演じています。

核兵器の恐怖を描いた傑作ブラック・コメディとして名高く、映画ファンでなくても題名ぐらいは知っていると思います。
核兵器によるアルマゲドンが、正に身近に感じられていた冷戦真っ只中の時代に製作された映画です。その為、シリアスに核戦争の恐怖を描くことを意図的に避け、ブラックコメディにすることで、核戦争や人間の愚かしさを強調して描くことに成功しています。ちなみに、この映画の試写の時期が、ケネディ大統領の暗殺事件と重なってしまい、劇場公開が延期されてしまったという話があります。
科学技術や文明が発達している現代で、人類が絶滅してしまう事なんて容易には想像し辛いかも知れません。しかし、個人的に、人類はジョークのような理由で、あっけなく滅んでしまうのではないかと思っています。それは、人間が生まれながらに持っている間抜けさに起因する終末です。
ところで、新たに見直して気付いたのですが、この作品は、性的暗喩がかなり多く含まれています。例えば、オープニングのB-52のシーンなどは、男女の性行為そのまんまといってもいいほどです。勃発、ミサイル、大砲、葉巻、爆発・・などなど、戦争は確かにセクシャルなアイテムに満ちていますね。


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ジャンル:映画
2010年07月30日 (金) | Edit |
1961年イタリア映画モノクロ。
ローマの貧民街とそこで生活するアッカトーネとあだ名される男の人生を描くドラマ。

ローマの貧民街。アッカトーネ(乞食)とあだ名される若者は、売春婦のヒモとして生活しています。
アッカトーネは、いつも、同じ無職の仲間たちと、ストリートで馬鹿げた冗談を言い合い、時を限りなく無駄に過ごしています。アッカトーネは、全く働く意志がなく生活力も皆無で、得技といったら、泣き落としナンパぐらいのもの。大それた事もできず、体力もなく、社会にも馴染めません
ひょんなことから、ヒモ相手の売春婦が警察に捕まり、アッカトーネはたちまち生活に困り始めます。腕時計やネックレスなど自分の身の回りのものを売って糊口を凌いでいましたが、それにも限界が。そこでアッカトーネは、別れた前の女房に金をたかりにいきますが、その道行の途中で偶然、天使のように純真な娘ステラ(処女)と知り合います
ステラは、地道に重労働し、稼いだお金は全て実家に入れているようないい娘です
ステラに一目惚れしたアッカトーネは、元女房との間にもうけた、幼い息子のネックレスを盗みそれを売ってお金を作ります。そしてそのお金で、ステラに服やアクセサリーをプレゼントします。そうして、ステラのハートを射止めたアッカトーネはステラと同棲を始めます。
しかし、金がないのは変わらずで、アッカトーネは、暗にステラに客をとるように仕向け……

予告編動画リンク

製作、アルフレード・ビーニ
監督、原案、脚本、ピエル・パオロ・パゾリーニ
撮影、トニーノ・デッリ・コッリ
音楽、ヨハン・サバスチィアン・バッハ『マタイ受難曲』ウィリアム・プリムローズ『セント・ジェームス病院ブルース』
出演、フランコ・チッティ、フランカ・パスット、シルヴァーナ・コルシーニ、パオラ・グイーディ、アドリアーナ・アスティ

ピエル・パオロ・パゾリーニは、文学者でもありコミュニストでもあり映画監督でもあり、なおかつホモ・セクシャルでもあるという人物です。「ソドムの市」を撮ったあと、映画に出ていたエキストラの少年に撲殺されてしまいました。殺された理由には諸説ありますが、未だにはっきりとした事は分かっていません。
トニーノ・デッリ・コッリは、イタリアの有能な撮影監督です。代表的なものに「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」「薔薇の名前」「ライフ・イズ・ビューティフル」などの作品があります。
フランコ・チッティは、パゾリーニの作品の大半に出演している役者です。もちろん代表作もパゾリーニの出演した作品群です。

まさに社会の最底辺を舞台にした映画ですが、そのテーマは、社会的と言うよりは宗教的です。
最下層で貧困と猥雑さの中で暮らすアッカトーネ。その生活に社会的な救いは欠片もありません。貧困から抜け出すことは、ほぼ不可能で、最後に待つのは刑務所か野垂れ死にだけです
アッカトーネは、劇中、常に教会や神父を避けています。その様は、まるで神を恐れているかのようです。そしてアッカトーネの虚ろなまなざしは、目の前にあるものではなく、どこかこの世とは違う風景を見ているようです
アッカトーネとは、イタリア語で乞食という意味です。乞食とあだ名される男の生き様は、善良なる人々から見たら、唾棄すべきものに写ると思います。生活力の全く無い最低なダメ男の最下層での人生
アッカトーネの魂は救われるに値しないかもしれません。本当に惨めで虫けらのような男ですから
しかし、この作品は、決してアッカトーネを否定的に描いたりはしていません。むしろ彼を宗教的なイコンのように描いています。そしてラストには……
この先は、実際に映画を観て下さい。
自分がダメ人間だと思っている人にオススメの一本です


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ジャンル:映画
2010年03月28日 (日) | Edit |
1968年イタリア/フランス作品。
300万ドルの金塊を巡って争奪戦が繰り広げられるコメディタッチのマカロニウエスタン。

久しぶりに婚約者ドロレスのいるメキシコの町に帰ってきたクチーヨ。クチーヨはナイフ投げの名人で、気ままな自由人です。その為、超気の強い婚約者ドロレスからは、早く結婚して安定感のある生活を!と強く求められています。
クチーヨが、フラフラと町をうろついていると、あまりにも小汚く怪しい外見のため、保安官に有無を言わさず監獄にぶち込まれてしまいます
監獄には、ラミレスという男がおり、クチーヨに対し、脱獄の手伝いとテキサスまで逃走させてくれたら100ドルの謝礼を払うと持ちかけてきます。クチーヨは、文無しで自分も脱獄しようと思っていたため、取引に応じ、一緒に脱獄し町から逃走します。
しかしラミレスには、裏の顔がありました。ラミレスは、ファレス大統領の元側近で、革命の原資となる300万ドルの金塊の隠し場所を知る唯一の人物だったのです
テキサスへと向かうラミレスとクチーヨでしたが、途中の町で、金塊を狙う山賊のリーザ一味に襲撃され、ラミレスが殺されてしまいます。クチーヨは、瀕死のラミレスに渡された謎の新聞紙テキサスのバートン・シティへ走れという遺言を受け、メキシコからテキサスへと走り出します。
しかし、金塊を狙っているのは山賊だけではありませんでした政府側が雇ったフランス人の殺し屋コンビや、かつてメキシコ革命で戦ったアメリカ人凄腕ガンマンのキャシディメキシコ革命軍キリスト救世軍の美人軍曹ペニーなど、多くの勢力の思惑をはらみながら、敵味方入り乱れての、金塊争奪戦が繰り広げられます。そしてクチーヨの婚約者ドロレスもそこに参戦し……

予告編動画リンク

製作、アルド・ボミリア
監督、脚本、セルジオ・ソリーマ
脚本、ポンペオ・デ・アンジェリス
撮影、グリエルモ・マンコーリ
音楽、ブルーノ・ニコライ
出演、トーマス・ミリアンドナルド・オブライエン、チェロ・アロンゾ、ジョン・アイアランド、ネロ・パッツァフィーニ、リンダ・ヴェラス、ホセ・トーレス、ジャンニ・リッツォ

セルジオ・ソリーマは、元映画評論家で、アクション作品に定評のあるイタリアの映画監督です。
トーマス・ミリアンは、マカロニウエスタンのスターで、主な出演作に、「情無用のジャンゴ」「ガンクレイジー」「血斗のジャンゴ」「J&S/さすらいの逃亡者」などがあります。
ドナルド・オブライエンは、「猟奇変態地獄(アマゾンの腹裂き族)」「人間解剖島/ドクター・ブッチャー」などに出演していたのが、個人的には印象深いです。
ジョン・アイアランドは、ハリウッドの名脇役で、「荒野の決闘」「赤い河」「オール・ザ・キングスメン」などの出演作があります。

トーマス・ミリアンが自ら歌う主題歌がクールで、劇中音楽もとても出来がいいです。
出演する女優陣が(といっても2人ですが)、とても野生的な顔をしていて、ハッキリクッキリな派手顔も、たまにはいいもんだと思いました。
DVDの解説にも書かれていましたが、とにかく主人公の服装がボロボロです。冷静に見ると、薄汚れた手癖の悪いルンペンそのものです。ナイフ投げが得意なルンペンが主演のウエスタンというのは非常に珍しいので、その意味では画期的な作品かもしれません
関係ないですが、この作品には、よく主人公がパンを食べる(盗み食い)シーンがあり、裸の大将シリーズのおにぎりを思い出しました。やっぱりルンペンつながり?


テーマ:DVDで見た映画
ジャンル:映画
2010年03月17日 (水) | Edit |
1961年イタリア製作/アメリカ作品。
巨大な謎の隕石が地球に襲来するSF。

あと一日で忙しい宇宙局から念願の転属を果たすスチール博士。スチール博士には職場恋愛イヴという恋人がおり、イヴは宇宙研究の権威で気難しいが天才のベンソン教授の秘書をしています。
その日、謎の巨大隕石が地球に接近するのを発見したスチール博士は、上司のコーンフィールド博士に報告します。アウトサイダーと名付けられたその隕石は、このままだと地球に衝突するかもしれず、もしそうなれば人類の絶滅は必至です。そこで、コーンフィールド博士とスチール博士は、天才科学者ベンソン教授に相談することにします。同時に火星基地のコール司令官ロケットでの調査を依頼します。
スチール博士がベンソン教授に話を聞きにいくと、ベンソン教授は、計算上では地球には衝突しないと断言します。一方、火星基地から調査に飛び立ったロケットは、アウトサイダーの強力な引力によって、近寄る事さえ出来ずにミッションは失敗します
地球に近づいていくアウトサイダー。果たして、アウトサイダーは、教授の言うとおり、地球には衝突しませんでしたが、地球の軌道を回り始めます。それを聞いたベンソン教授は青ざめます。地球の軌道に乗る事はありえないというのです。そして、恐るべき結論を導きだします。それは、アウトサイダーは地球外生命体に内部から操作されているというのです。
それは火星基地に連絡され、急遽コール司令官が地球に呼び戻され、乗組員と共に再びロケットに乗って内部を調べに行きますが、今度はアウトサイダーの中から円盤の集団が襲来し……

参考動画リンク

製作、トンマーソ・サゴーネ
監督、アンソニー・ドウソン(アントニオ・マルゲリーティ)
脚本、ヴァシリー・ペトロフ
撮影、マルセロ・マシオッチ
音楽、マリオ・ミグリアルディ
出演、クロード・レインズ、ビル・カーター、ウンベルト・オルシーニ、メイヤ・ブレント、ジャクリーン・ダーヴァル、レンツォ・パルマー

アントニオ・マルゲリーティは、イタリアの映画量産監督の代表格とも言っていい人物で、多岐にわたるジャンルで多数の作品を残しています。
クロード・レインズはイギリスの名優で、ホラー作品では、「透明人間」「オペラの怪人」が有名です。
ちなみに、端役で、マカロニウエスタンで御馴染みのジュリアーノ・ジェンマが出演しています。

特撮がチャチ(すぎる)なのは、こういう60年代イタリア製B級映画では仕方がないので、脳内補完して観ますが、地球の危機だというのに、登場人物に全く危機感とか切迫感がないのは、さすがにどうかなと思います。ストーリーの流れがダラダラしてる割に、突如としてジャンプ・カットで省略されるので、展開が遅いのか速いのか分からず、何ともいえない気分になります。おそらく予算と撮影期間の関係で、適当にカットしたのだろうと思いますが、そういういびつなところが、低予算早撮りのイタリア映画の魅力でもあると思います。
カメラアングルや照明の当て方など、ストーリーに関係なく、ときおりホラー的になるところがあり、意図したものなのか適当なのか、真相はわかりませんが、少し気になったので記しておきます。
ところで、この映画もネット上で観る事が出来ます(2010年3月17日現在)。自分はDVDを持っておきたいタイプ(前にも書きましたが)なので、もちろん買いました。


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2010年03月06日 (土) | Edit |
1961年スウエーデン/アメリカ作品モノクロ。
地獄の悪魔が人間の死の運命を皮肉に操る本編含む3話のオムニバス・ホラー。

自殺したメンヘラ娘サターニャは、冥府の入り口で、悪魔に取引を持ちかけられます。その内容とは、このまま地獄に落ちたくなければ、地上に使いとして、指定されたものを指定された人物に届ける事、そして、その任務をこなせば地上に帰すというものです。
地獄に落ちるのが恐いサターニャは、悪魔と契約し、死をいざなう悪魔の使者となります。
一つ目は、カメラを名カメラマンのパウエルに(第一話)
二つ目は、つるはしを科学者のシーストロムに(第二話)
三つ目は、水晶玉をサターニャの元恋人ジョンに(第三話)
それぞれに恐ろしい悪魔の姦計が張り巡らされ、悪魔のギフトを送られたものには、悲劇的な末路が待っており‥
そして、最後の最後に、悪魔が用意した恐るべきものとは……

参考動画リンク

製作、ケネス・ハーツ
監督、ハーバート・L・ストロック
脚本、レオ・ギルド
撮影、ウィリアム・トロイアノ
音楽、アルフレッド・グウィン
出演、ロン・チェイニー・Jr、カレン・カドラー、マイケル・ヒン、ラルフ・ブラウン、ジョン・クロウフォード、バート・ジョンソン、チャルマース・グッドリン、ガンネル・ブロストロム

ロン・チェイニー・Jrは、変装の達人で怪奇俳優のロン・チェイニーの息子で、ユニバーサルの「狼男」でのローレンス・タルボット役で有名です。巨躯が印象的な役者です。

もともとスウエーデンで作られていたTVシリーズのパイロット版を、米国で編集し直し劇場公開した作品だそうです。TV向きに作られていたとはいえ、なかなか怪奇的な雰囲気がある侮れない映画だと思います。
パターンといえばパターンなんですが、悪魔的な結末が印象深いです。TVシリーズの「ミステリー・ゾーン」のような短編の連作映画というのが、的確な例えなのかなと思います。
ホラー映画ファンからいうと、この映画の最大の売りは、ロン・チェイニー・Jr悪魔役をやっているというところと、ラスト近くで、m9(^Д^)プギャー している、ロン・チェイニー・Jrが観れるというところでしょう。
あと、1つ言うなら、実は・・買わずとも無料でネット上で観れちゃいます(2010年3月6日現在)。自分は実物を持っていたいタイプなのでDVDを買いましたけど。


テーマ:DVDで見た映画
ジャンル:映画
2010年01月02日 (土) | Edit |
1960年アメリカ映画モノクロ作品。
若返りにとり憑かれた女社長が蜂女に変化してしまうモンスター・ホラー。

ローヤルゼリーの研究をしていたジントロップ博士研究費の使いすぎ成果のなさによって、所属していた養蜂会社を首になってしまいます。博士は、ローヤルゼリーの研究などは全くせずスズメバチ女王蜂を使い、強力な若返りの秘薬の研究をしていたのです。
そこでジントロップ博士は、化粧品製造販売の会社ジャニス・スターリン・エンタープライズに、自らの研究を売り込みます。
会社を率いるやり手の女社長ジャニス・スターリンは、近頃、会社の売り上げが落ちてきている事もあり、起死回生策として、博士に研究所と研究費を与え、若返りの薬の研究を一任します。
研究は順調に進んでいき、最終段階として人体実験をしなければいけなくなります。そこで、ジャニス社長自らが実験体となり、若返りの秘薬の服用を始めます。これといった副作用もなく、みるみる若くなったジャニス社長ですが、決められた用法用量では、我慢できなくなりこっそり研究室に忍び込み、秘薬を盗み飲みするように。
そうして、さらに若く美しくなったジャニス社長ですが、若返りの秘薬には、実は重大な副作用があったのです……

予告編動画リンク

製作、監督、ロジャー・コーマン
原案、キンタ・ゼルタッチェ
脚本、レオ・ゴードン
撮影、ハリー・C・ニューマン
音楽、フレッド・カッツ
出演、スーザン・キャボット、フレッド・アイズリー、バルボーラ・モリス、マイケル・マーク、ウィリアム・ロエリック、フランク・ガーストル、ロイ・ゴードン

ロジャー・コーマンは、スタンフォード大学で工学を、オックスフォード大学で文学を学び、その後、脚本を書き、自らプロダクションを立ち上げ、映画作りの世界に入ります。作る映画は、B級のホラーやSFばかりですが、低予算早撮りという手法で、ビジネスとしての合理的な映画作りに徹し、数多くの作品を発表しています。

この作品は、「蝿男の恐怖」の亜流といえますが、蜂女の姿や動きには味があります。お面と手袋をつけただけの粗末な出で立ちなのですが、その分、蜂女の動きが機敏で、細身の体で素早く男達を襲う姿は、女王蜂の化け物らしくていいなと思いました。モンスターの動きが機敏だと意表を突かれた感じで、少し恐いですよね。例えばゾンビとか・・
その点では、時代に先んじている作品なのかもしれません(苦しいかな・・)


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ジャンル:映画