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2007年10月31日 (水) | Edit |
2005年のアメリカ映画。
テロリストに襲われる恐怖を描いたサスペンス・スリラーです。

一流ホテル(政府高官も利用するぐらい)の有能なマネージャーのリサ。
勤務地のマイアミ行きの飛行機の搭乗口で、偶然、一見爽やかな男ジャック・リップナーと出会います。ジャックは青い瞳が印象的な色男
マイアミ行きの飛行機便が遅れているのも手伝って、2人は空港のバーで一緒にお酒を飲みます。和やかな雰囲気で会話が進み、お互い好印象のようでした。そして2人はその場で別れます。
マイアミ行きの飛行機便も離陸の時間になり、リサが飛行機に乗り込むと、偶然にもジャックの隣の席でした。なんとも恋愛ドラマのような展開・・・。
しかし、ジャックは凶悪で冷徹なテロリストでした。リサとジャックの出会いは偶然などではなく、テロリストが仕組んだ罠だったのです。ジャックはリサに、勤務するホテルに電話をかけ、テロ対策の政府高官が泊まる予定のホテルの部屋を、テロリストが指定する部屋に変更するように要求します。そしてリサが要求に従わなかった場合、リサの父親を殺害するといいます。最初は信じなかったリサでしたが、ジャックからイニシャル入りの父親の財布を見せられ、自分が恐ろしい事態に直面していることを理解します。リサはこの困難をどう乗り越えるのでしょうか。

製作、クリス・ベンダー、マリアンヌ・マッダレーナ
監督、ウェス・クレイヴン
脚本、カール・エルスワース
撮影、ロバート・イェーマン
音楽、マルコ・ベルトラミ
出演、レイチェル・マクアダムス、キリアン・マーフィブライアン・コックス、ジェイマ・メイズ

「サランドラ」「エルム街の悪夢」「スクリーム」などホラーのヒット作で有名なウェス・クレイヴン監督作です。今回はホラーではなくスリラー映画です。
音楽のマルコ・ベルトラミ「スクリーム」でも音楽を担当しています。
テロリストのジャック役のキリアン・マーフィは、「28日後...」の主演です。
ブライアン・コックスマイケル・マン監督の「レッド・ドラゴン」でレクター博士を演じていましたよね。

シンプルな作りで登場人物も少ないですが、良く出来た娯楽作です。
何気ない日常が一転恐怖のどん底へ突き落とされる主人公ですが、開き直って決意した瞬間に、生まれ変わったように強くなります。ウェス・クレイヴン監督は、そういう女性を描くのが好きなようです。
最後まで飽くことなく観る事ができる快作ですよ。

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2007年10月21日 (日) | Edit |
1946年のアメリカ映画(モノクロ)。
精神病院の患者が反乱するホラー映画です。

1761年のロンドン。
精神病院の管理責任者シムズは、入院している患者を動物扱いしています。患者を治療と称して拷問したり鎖でつないで檻にいれたり入場料をとって見世物にしたりしています。病院の環境も劣悪で、衛生状態が悪く、ベッドすらまともにありません。
シムズは、自分にとって邪魔な存在の人間を精神病患者に仕立て上げ、抹殺したりもするような男です。病院の後援者モーティマ卿の友人で若くて美しい女性ネルは、モーティマ卿に病院の待遇改善を訴えて、シムズの恨みを買ってしまいます
そうして、ネルを疎ましく思ったシムズは策をめぐらし、ネルを精神病に仕立て上げ強制入院させてしまいます。
恐怖に支配された精神病院。ネルはどうなるのでしょうか。

製作、脚本、ヴァル・リュートン
監督、脚本、マーク・ロブソン
撮影、ニコラス・ムスラカ
音楽、ロイ・ウェッブ
出演、ボリス・カーロフ、アンナ・リー、ビリー・ハウス、リチャード・フレイザー、グレン・ヴァーノン、イアン・ウォルフ、ジェイソン・ロバーズ

他のマーク・ロブソン監督作には「吸血鬼ボボラカ」「哀愁の花びら」「大地震」などがあります。
出演のボリス・カーロフは、フランケンシュタインの怪物役で有名な人です。演技派としても知られています。
ジェイソン・ロバーズお父さんのジェイソン・ロバーズが口の利けない男の役で出演しています(ややこしいかな・・・)。

ホラーファンは、ボリス・カーロフと精神病院の組み合わせというだけでも充分に興奮出来てしまいますよね。
描写は控えめで、ホラーというよりも教育映画のような匂いのする作品です。
でも、怪奇な雰囲気はありますよ。

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2007年10月09日 (火) | Edit |
2000年のアメリカ映画。
ジョージ・A・ロメロ監督のサイコスリラーです。

地味で目立たないサラリーマンのヘンリー。ヘンリーは真面目でお人よしです。立派な家に住んでいて、妻も美人でセクシーです。
一見幸せそうに見えますが、そうではありませんでした。
妻は浮気性でわがままで、ヘンリーに対する愛情は冷め切っています。家はローンが残っており、まだ完成していません。職場の社長ミロは、下品で粗野で人をを馬鹿にした態度のいけすかない男です。さらに社長のミロは、ヘンリーの妻と浮気しています。ヘンリーは気付いていながらも何も言えません。さらに親友の証券マンのジミーには、ヘンリーが信託しているお金を横領されています。ヘンリーは、運用益が少ないことをいぶかしみながらも親友だからと信じています。
黙って我慢し働き続けるヘンリー自分を殺し生きているヘンリー溜まっていくストレス無くなっていく自我
ある日の朝、起きて鏡を見たヘンリーは驚きます。自分の顔が白塗りの仮面になっていたのです。その仮面は、ヘンリーの顔の皮膚に吸い付き取れません。顔のない男になったヘンリーは、その日から性格が一変します。
ヘンリーは、裏切りと嘘で塗り固められた周囲の人間達存在感の無い自分からオサラバするために、行動(復讐)を起こします

製作、ピーター・グランワルド、ベン・バレンホルツ
監督、脚本、ジョージ・A・ロメロ
撮影、アダム・スウィカ
音楽、ドナルド・ルビンステイン
美術、サンドラ・キバルタス
出演、ジェイソン・フレミング、ピーター・ストーメア、レスリー・ホープ、ニナ・ガービラス、アンドリュー・ターベット、トム・アトキンス

「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」「ゾンビ」で有名なジョージ・A・ロメロ監督が、自分で撮った作品の中でも特に気に入っているという作品です。脚本通りに撮れた稀な作品だと語っています。
音楽のドナルド・ルビンステインは、ロメロの監督作「マーティン」「ナイトライダーズ」でも音楽を担当しています。
「ファーゴ」スティーブ・ブシェミと共に誘拐犯を演じたピーター・ストーメアがミロ役で好演しています。

ロメロ監督作の中でも評価が低く見られがちな作品ですが、僕は結構お気に入りです。出演者は好演しているし、スリラーだけれどユーモアにあふれた楽しい映画だと思います。
どこにでもいる存在で社会での存在もなきに等しいヘンリー・・・激しく自分とダブってしまうのです

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2007年10月06日 (土) | Edit |
1970年イタリア映画。
フランク・シャノン監督「殺しのテクニック」のような殺し屋が活躍する映画ではありません。ミステリー映画(ジャッロ)です。

あるパーティーの帰りに教師の男が襲われ、頭を鈍器で殴られます。教師の男は一命をとりとめますが、その事件を皮切りに恐ろしい連続殺人事件が起こります。
まずは、医者の奥さん(半身不随で寝たきり)が絞殺されます。その死体には、指の部分が一つ切り落とされた手袋が置いてありました。
次に殺されたのは、新聞記者の爺さんで、襲われたことによるショック死でした。やはり、死体の側には手袋が置かれており、その手袋の指の部分は二つ切り落とされていました。
次に殺されたのは、資産家の女(襲われた教師の婚約者)で、バスタブで絞殺されていました。やはり手袋が置いてあり、指の部分が三つ切り落とされていました。
次に殺されたのは、売春婦で、喉を鋭利なナイフで掻き切られていました。もちろん死体の側には、指の部分が四本ない手袋が。
殺された4人全て知り合いだった新聞記者のアンドレアは、アリバイが無く警察から疑われている事もあり、自ら真犯人を探し出そうとします。自らの潔白を証明するためにも、手袋の指の最後の部分が切り取られないためにも・・・。

製作、マノロ・ボロニーニ
監督、脚本、ルイジ・バッツォーニ
脚本、マリオ・ディ・ナルド、マリオ・フェネルリ
撮影、ヴィットリオ・ストラーロ
音楽、エンニオ・モリコーネ
出演、フランコ・ネロ、パメラ・ティフィン、シルヴィア・モンティ、アゴスティーナ・ベリ、イラ・フルステンベルク

撮影のヴィットリオ・ストラーロは、「地獄の黙示録」「ラスト・エンペラー」「シェルタリング・スカイ」などの作品で撮影を担当しており、アカデミー賞をはじめ数々の映画賞を受賞しています。
音楽のエンニオ・モリコーネは、日本でもファンが多い人です。「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」「続・夕陽のガンマン」などの音楽が特に有名です。
フランコ・ネロ「続・荒野の用心棒」でのジャンゴ役がとにかく強烈な印象を残しています。

展開が急で話を見失う事もありましたが、イタリア映画は理屈じゃなくエモーションで観るものだと心がけていますので、何とか着いていく事が出来ました。まぁ、僕の頭が悪いせいもあるのでしょうけど・・・。
犯人も犯人の動機も、最後の最後に明かされる作りなので、ラストまで楽しめ・・・ます・・・。

個別商品リンクが無かったのでサーチリンクを貼っておきます。

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2007年10月02日 (火) | Edit |
1985年アメリカ映画。
荒涼とした大地で繰り広げられる悪夢のようなアクション・スリラーです。

シカゴからサンディエゴまで車を配送しているジム。道行きの途中、どしゃ降りの雨の中でヒッチハイクをしていた男を乗せてあげます。ジョン・ライダーと名乗るその男、実は冷酷で残忍で狡猾な殺人鬼でした。ジムは殺されそうになりますが、とっさにジョンを車から突き落とし助かります。
しかし、その事で殺人鬼のジョンから見込まれてしまったジムは、その後執拗に狙われることになってしまいます
ジムは電話で警察に助けを求めますが、駆けつけてきた警察は、ジムを逮捕してしまいます。ジムのポケットから血まみれの飛び出しナイフが発見されたからです。もちろんナイフはジムの物ではなく、ジョンがジムのポケットに忍ばせておいたものです。さらには、身分証も財布もジョンに盗まれてしまっていて、身の証を立てる事が出来ないジムは、留置場に入れられてしまいます
一連の騒動で疲れ果ててしまっていたジムは、いつしか眠りについていました。目が覚めると、なぜか留置場のドアが開いています。ジムが恐る恐る警官のいるところまで出てみると、なんと警官が全員、無残に殺されていました。それを見てパニックになったジムは、その場から逃げ出してしまいます。
そのことでジムは、警官からも殺人鬼からも追われる羽目になってしまいます。

製作総指揮、エドワード・S・フェルドマン
製作、デヴィッド・ボンビック、キップ・オーマン
監督、ロバート・ハーモン
脚本、エリック・レッド
撮影、ジョン・シール
音楽、マーク・アイシャム
出演、C・トーマス・ハウエル、ルドガー・ハウアージェニファー・ジェイソン・リー、ジェフリー・デマン

撮影のジョン・シールは、「刑事ジョン・ブック/目撃者」「レインマン」「イングリッシュ・ペイシェント」などの作品でも撮影を担当しています。
ルドガー・ハウアー演じる殺人鬼ジョンの存在感が圧倒的で、残忍な殺人鬼なのに魅力的に写ってしまうほどです。

この映画はたくさんの人間が死にますが、直接的な残酷描写を抑えているので、暴力シーンが苦手な人でも観ることが出来ると思います。
テンポがよくアイデアもいいので退屈することなく観る事ができました。
とことん追い詰められていく主人公から、ラストまで目を離せませんよ。

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