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2007年11月24日 (土) | Edit |
1965年アメリカ映画。
西部劇とフランケンシュタインの怪物を合わせたアイデア勝負の一本です。

アメリカ南部のある寂れた村で、フランケンシュタイン博士の孫娘マリア(とうが立っている)と兄ルドルフ(妹に従属している気弱な男)が、村の子供を使って人体実験を行い、人造人間を作ろうとしています。しかし実験は失敗続きで、人体実験には子供ではなく、実験に耐えうるような屈強な大人の体が必要だという結論に達します。
一方、ジェシー・ジェイムズ(アメリカの西部開拓時代に実在したガンマン)と相棒のハンク(筋骨隆々)は、10万ドルの強奪計画に誘われ、強盗団ワイルドバンチ(たった3人!)に加わります。しかし、ワイルドバンチの1人が分け前に不満を持ち、保安官に寝返ってしまいます。裏切り者の密告で、ジェシー達は保安官の待ち伏せに遭い、裏切った1人を除きワイルドバンチは全滅(といっても2人だけど・・・)し、ハンクは負傷してしまいます。
ジェシーは、その場から何とかハンクを連れて逃亡。逃走途中で、寂れた村に住む娘ファニータに出会い、医者を紹介してもらいます。しかし、村の医者はフランケンシュタイン博士の孫娘マリアと兄ルドルフでした

製作、キャロル・ケイス
監督、ウィリアム・ボーダイン
原作、カール・ヒットルマン
撮影、ロスロップ・ワース
音楽、ラオール・クロウシャー
出演、ジョン・ラプトン、ジム・デイヴィス、ナルダ・オニキス、キャル・ボルダー、エステリータ

「ビリー・ザ・キッド対ドラキュラ」と2本立てで製作された映画だそうです。両作とも題名だけで内容が理解できてしまいますね。

低予算(チープ極まりないセットや少ない出演者)で作りも粗いですが、それなりに観ることができてしまいます。内容のすべてが想定内で、これといって盛り上がる場面もありませんが、やっぱり、それなりに観ることができてしまいます
この映画は、それなりに観ることができる・・・この一言に尽きてしまうのでした。

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2007年11月18日 (日) | Edit |
1984年アメリカ映画。
ブライアン・デ・パルマ監督らしさが溢れた面白いサスペンスです。

売れない役者で冴えない日々を送っているジェイク。
ジェイクは、極端な閉所恐怖症で、狭いところに入ると身動きや言葉を発することすら出来なくなります。そのせいで満足な芝居が出来ず、低予算の早撮りホラーの役を降ろされてしまいます。さらには、同棲相手がベッドで男と浮気している現場を目撃。たまらず家(もちろん彼女の)から飛び出し、仕事も住むところも失ってしまいます
ジェイクは仕事を求め、オーディションを受けますがうまくいきません。そんな時、偶然に知り合った役者のサムから、高台にある大金持ちの邸宅の留守番を紹介されます。住む所が無かったジェイクは、二つ返事で引き受けます
その邸宅からは望遠鏡で隣の家が覗け、サムが言うには、毎晩決まった時間に隣家の美女が裸で踊っているのが見えるという事でした。ジェイクが望遠鏡を覗いてみると、確かに女が裸で踊っているのが見えます。ジェイクは、思わず夢中になり、覗きに熱中します
しかし、その覗きで、ジェイクは殺人事件を目撃し、事件に巻き込まれることになってしまいます・・・。

製作総指揮、ハワード・ゴットフリード
製作、監督、原案、脚色、ブライアン・デ・パルマ
脚色、ロバート・J・アブレッチ
撮影、スティーブン・H・ブラム
音楽、ピノ・ドナッジオ
出演、クレイグ・ワッソン、メラニー・グリフィス、デボラ・シェルトン、グレッグ・ヘンリー、デニス・フランツ

ブライアン・デ・パルマ監督は「ファム・ファタール」「ブラック・ダリア」などで、2000年を越えてからも変わらぬ健在ぶりを示してくれています。
ピノ・ドナッジオ「キャリー」「殺しのドレス」「ミッドナイトクロス」「レイジング・ケイン」といった他のブライアン・デ・パルマ監督作でも音楽を担当しており、デ・パルマ監督ファンの評価も高い人です。
メラニー・グリフィスがポルノ女優役を体当たりで好演しています。

主人公が、覗きをしたり、女が捨てたパンティをゴミ箱から拾って持ち帰ったり、ストーカーまがいの事をしたりするので、観る人の共感は得にくいかもしれません(特に女性)。しかし、サスペンスとしては非常に良く出来ていますので、観る価値は十分にあると思います。魅惑の女、覗き、替え玉と、サスペンスを盛り上げる要素もきちんと押さえられています。
ハラハラしたり笑ったりドキッとしたりと本当に楽しめる映画です。もちろんデ・パルマ監督らしい殺人シーン(大型電動ドリルで刺殺)もありますよ。

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2007年11月12日 (月) | Edit |
1968年イタリア映画。
なんともワイルドな邦題ですが、漫画みたいな展開の微笑ましいマカロニウエスタンです。

かつての友人フェゴーに、愛する女を殺されたうえに、その罪を着せられ、無実の罪で5年の独房暮らしを余儀なくされたカイオワ。獄中で木製の拳銃を手作りして、早撃ちの練習を日夜休むことなく繰り返します。5年の刑期を終え釈放される頃には、カイオワは早撃ちの凄腕ガンマンになっていました。
フェゴーはカイオワが刑務所に入れられてる間にコマンチ団という武装強盗組織のボスになっていました。
そこでカイオワは、フェゴーに復讐するためとコマンチ団に対抗するため、4人の腕利きガンマンを集めます。太っちょ怪力ガンマンのオバニオン、凄腕保安官で小型ライフル使いのミルトン、色男ガンマンのフォックス、ギャンブラーでナイフ投げの名人モランの4人です。いずれも名を知られた達人です。
カイオワを含めた5人は、残忍で狡猾なフェゴー率いるコマンチ団に闘いを挑みます。

監督、脚本、トニーノ・チェルヴィ
脚本、ダリオ・アルジェント
撮影、セルジオ・ドフィッツィ
音楽、アンジェロ・フランチェスコ・ラヴァニーノ
出演、モンゴメリー・フォード、仲代達也、バッド・スペンサー、ウィリアム・バーガー、ウェイド・ブレストン

監督のトニーノ・チェルヴィは日本映画の大ファンだそうで、仲代達也の起用は監督の希望だそうです。
ホラーで有名なダリオ・アルジェントが脚本を担当しています。
仲代達也が悪役のフェゴーを鬼気迫る演技で熱演しています。マチェーテ(中南米のナタのような武器)を日本刀のように振り回し、日本人なのかアメリカ人なのかメキシコ人なのか、人種がよくわからなくなっています。設定では、日本人との混血らしいですが。

主人公が現実的で、地道に早撃ちの練習をしてたり仲間を雇ったりするのが面白いですね。
主人公がお金を出す時に効果音(これは大金だ!的な感じ)が必ず鳴るのが妙に可笑しかったりします。
個人的には、太っちょ怪力ガンマンのオバニオンがお気に入りです。

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2007年11月05日 (月) | Edit |
1944年製作のアメリカ映画。
グレアム・グリーン原作のスパイ小説の映画化です。

第二次大戦時のイギリス。
ロンドン近郊の精神病院を退院したばかりのニールは、久しぶりのシャバで人混みが恋しく思っています。
ロンドン行きの駅に向かう途中でニールは、人で賑わっているバザー会場を見つけ、すかさず寄り道をします。ニールは、そのバザー会場で、太っちょのオバサン占い師から、ケーキの重さ当ての答えを教えてもらいます。その答え通りに、ケーキの重さ当てにチャレンジしてみると、見事大正解。賞品として、そのケーキを貰います。
ケーキを貰い上機嫌でロンドン行きの列車に乗り込んだニール。そこに盲目の農夫が乗り込んできます。2人で向かい合い座っていましたが、ドイツ軍の空襲で列車が止まった際に、ニールは盲目の農夫にケーキを盗まれてしまいます。盲目の農夫は何と男の演技で、本当は目が見えていたのです。ケーキを奪い走り去っていく男をニールは追いかけます。男は建物の陰に隠れ発砲してきますが、偶然そこに爆弾が落ち、ケーキもろとも男は爆死してしまいます
ただならぬ陰謀の気配を感じたニールは、私立探偵を雇い、バザーを主催していた団体を訪ねます。その団体を主宰していたのは、ドイツから亡命したての兄妹でした。名前は、兄の方はヴィリー(妹思い)、妹の方はカルラ(美人でお転婆)。ニールは兄妹に全ての事情を話し、一緒に真相を探る事にします

製作、脚本、シートン・I・ミラー
監督、フリッツ・ラング
原作、グレアム・グリーン
撮影、ヘンリー・シャープ
音楽、ヴィクター・ヤング
出演、レイ・ミランド、マージョリー・レノルズ、カール・エスモンド、ヒラリー・ブルック、ダン・ドゥーレイ、アラン・ネイピア

フリッツ・ラング「ドクトル・マブゼ」「メトロポリス」など、たくさんの傑作で、有名な監督です。
原作のグレアム・グリーン「落ちた偶像」「第三の男」などの映画で、原作と脚本を担当しています。
レイ・ミランドは、この映画の翌年「失われた週末」でアカデミー主演男優賞を受賞しています。

やや編集に難があるものの、非常にムードのある作品になっています。降霊術のシーンなどは、とても幻想的で魅力的です。
僕がこの映画で、何よりも驚いたのはラストシーンです。非常に唐突な終わり方(今までの雰囲気をぶち壊しにするような)をします。ある意味必見です。

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