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2008年01月28日 (月) | Edit |
1921年製作のスウェーデン映画。
ホラー的な題材を扱った教育映画のような作品(ジャンル分けしにくいです)。無声映画です。

この映画は、映画による7部構成の文化史講義という字幕で始まります。
7部の内容は、神秘主義の歴史や悪霊や妖術への信仰悪魔や魔女や地獄悲劇的な魔女狩り裁判魔女狩りに使われた拷問器具狂気と悪魔の関係、そして現代における神経症と魔女の関係(迷信の支配する中世では姿の醜い老婆や神経症を患った人間達は魔女や悪魔に操られているとみなされた)などです。
ただのホラーとは一線を画した知的な作りです。

監督、脚本、ベンヤミン・クリステンセン
撮影、ヨーハン・アンカースチャーネ
舞台装置、リチャード・ロウ
編集、エドラ・ハンセン
出演、ベンヤミン・クリステンセン、エラ・ラ・クール、エミー・シェンフェルズ、ケイト・ファビアン、オスカー・ストリボルト、ヴィルヘルミーネ・ヘンリクセン、エリーサベト・クリステンセン、アストリズ・ホルム、カーン・ヴィンター、マーン・ペーターゼン、ヨハンネス・アナセン、エリト・ピオ、オーエ・ヘアテル、イプ・シェンベア、クララ・ポントピダン

ベンヤミン・クリステンセンの他の作品には「悪魔の曲馬団」「嘲笑」「恐怖の一夜」などがあるそうです。

1920年代の作品とは思えないほど造形がいいです。魔女と悪魔が繰り広げるサバトの雰囲気などは最高です。
オカルト好きの方やホラー映画好きの方は是非観てください。
幻想的で怪奇な雰囲気が存分に味わえる異色傑作ですよ。

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ジャンル:映画
2008年01月22日 (火) | Edit |
1985年イギリス映画。
全体主義的な管理社会を皮肉った近未来SFです。

ストーリーは説明し辛いので、無責任にザックリいきます
20世紀のどこかのお話。
全てのものは高度情報化され、官僚主義のはびこる硬直化した管理社会になっています。誰も責任を負わずミスをミスとも認めず何よりも手続きを重んじる、嫌~な社会です(どこかの国みたい)。さらには、爆弾テロも頻発しています。
情報省に勤める役人サム(やる気なし)は、眠るといつも同じ夢を見ます。空を飛び謎の女性に逢うというものです。
ある日、サムはいつも夢で見る女性にそっくりな娘ジルを見かけます。その事が、サムの人生を大きく変えることになります。

製作、アーノン・ミルチャン
監督、脚本、テリー・ギリアム
脚本、トム・ストッパード、チャールズ・マッケオン
撮影、ロジャー・プラット
音楽、マイケル・ケイメン
出演、ジョナサン・プライスロバート・デ・ニーロ、キャサリン・ヘルモンド、イアン・ホルムボブ・ホスキンスマイケル・ペイリン、イアン・リチャードソン、ピーター・ヴォーガン、キム・クライスト

テリー・ギリアム監督はモンティ・パイソンの一員で、アニメーションを主に担当していました。この映画にもモンティ・パイソンのメンバーのマイケル・ペイリンを起用しています。
この映画の出演陣は演技派が多く出ています。主演のジョナサン・プライスロバート・デ・ニーロボブ・ホスキンスイアン・ホルムなどです。個性派揃いですね。
古典的名曲のAry Barroso「Aquarela do Brasil」をアレンジしたマイケル・ケイメンのスコアは必聴です。

悲劇的なラストが印象的ですが、よく観るとハッピーエンディングだと気付かされます。なぜならば、主人公の立場にたって考えてみると、絶望的な現実からようやく逃避することができ、さらには自分が思い描いていた理想的な夢を見続けることができるからです。ラストの主人公の表情と鼻歌がそれを証明しています。主人公の現実は夢の方に移ってしまったのです。
異論はあるかと思いますが、僕はこう解釈しています。
この映画・・・僕にとっては思い入れのある大好きな作品です。

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2008年01月15日 (火) | Edit |
1970年フランス映画。
チャールズ・ブロンソン主演のサスペンス・アクションです。

妻と娘の3人で平凡な生活を送っているジョー。そんなある日、家に不審な電話がかかってきます。「ジョーを殺す」という脅迫電話です。
家族には「心配ない」と言いましたが、実はジョーには心当たりがあったのです
ジョーはかつて軍人で、上官を殴り陸軍刑務所に収監されていました。そこで、軍事物資の横流しなどをしていたロス大尉と知り合いになり、ジョーは天才的な車の運転技術をかわれ、ロス大尉一味の陸軍刑務所脱獄計画にスカウトされます。しかし、脱走の途中でロス大尉の仲間が警官を殺したため、ジョーはロス大尉を裏切り1人だけで逃亡。そして、名前を変え身分を隠して静かに暮らしていたのでした。

製作、ロベール・ドルフマン
監督、テレンス・ヤング
原作、リチャード・マシスン
脚本、アルベール・シモナン、シモン・ウィンセルベルグ
撮影、ジャン・ラビエ
音楽、ミシェル・マーニュ
出演、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・メイスン、ジル・アイアランド、リヴ・ウルマン

監督のテレンス・ヤングは、「レッド・サン」「バラキ」でもチャールズ・ブロンソンと組んでいます。
原作のリチャード・マシスンは、「アイ・アム・レジェンド」の原作者です。

チャールズ・ブロンソンの見せ掛けだけじゃない、リアルに強そうな体が印象的です。そんなブロンソンが演じるから、役の強さに説得力が生まれるのでしょう。
今や、失われつつある(失われてる?)男の強さというものを堪能できる作品です。

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2008年01月13日 (日) | Edit |
2002年アメリカ映画。
若者が伝染病に冒され酷い目に遭うスプラッターホラー(コメディ)です。

人里離れた山小屋に、バカンスに来た若者5人(女2人男3人)。
楽しくパーティーをしていましたが、山小屋に体の腐れた病気の山男が助けを求めて訪ねてきたことで、状況が一変します。
感染を恐れた若者達は、山男を助けず追い払おうとしますが、山男は若者達の車に立てこもってしまい、さらには車内に大量の血反吐を撒き散らします。パニックに陥った若者達は、車を破壊し山男を引きずり出しますが、なおも山男がしつこく食い下がってくるので、思わず山男に火をつけてしまいます。山男は火だるまになりながら去っていきますが、ここからが若者達の恐怖の始まりでした。

製作、ローレン・モウス、サム・フローリック、エヴァン・アストロフスキー
製作、監督、脚本、イーライ・ロス
脚本、ランディ・パールスタイン
撮影、スコット・ケヴァン
音楽、ネイサン・バー、アンジェロ・バダラメンティ
出演、ライダー・ストロング、ジョーダン・ラッド、ジェームズ・デベロ、セリナ・ヴィンセント、ジョーイ・カーン

「ホステル」「グラインドハウス」の監督イーライ・ロスのデビュー作です。
音楽のアンジェロ・バダラメンティは、デイビッド・リンチ監督作品の常連です。リンチの映画のほとんどの音楽を担当しています。

スプラッターコメディとでも名付けたいような映画です。映画の後半は、ほとんど冗談のような展開で、真面目に観るのがバカバカしくなるほどです。
「死霊のはらわた」「脱出」「遊星からの物体X」「13日の金曜日」「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」などなど、過去の傑作映画のオマージュにあふれているので、そのオマージュが鼻につかなければ楽しめるでしょう。
個人的には、「パンケーキ!」と叫びながら手に噛み付く子供のシーンが最高でした。

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2008年01月04日 (金) | Edit |
2004年アメリカ映画。
題名で分かると思いますが、エイリアンとプレデターが闘うSFアクションです。

大企業ウェイランド社の人工衛星が、南極で謎の熱源を感知します。調査してみると、氷に覆われた南極の地下600メートルに謎の遺跡があることが判明。ウェイランド社の経営者ウェイランドは早速、世界中から一流の科学者や冒険者を集め、探索チームを結成します。
世紀の大発見として遺跡の探索に向かった一行が目にしたものは、過去の色々な文明の特徴を兼ね備えた巨大な建造物でした。人類史に残る大発見の喜びもつかの間、一行はこの世のものとは思えない恐ろしい出来事に巻き込まれてしまうのでした・・・。

製作、ジョン・デイビス、ゴードン・キャロル、デイビッド・ガイラー、ウォルター・ヒル
監督、脚本、原案、ポール・W・S・アンダーソン
原案、ダン・オバノン、ロナルド・シャセット
撮影、デヴィッド・ジョンソン
音楽、ハラルド・クローサー
クリーチャー効果、アレック・ギリス、トム・ウッドラフ・Jr
VFXスーパーバイザー、ジョン・ブルーノ
出演、サナ・レイサン、ランス・ヘンリクセン、ラウル・ボヴァ、ユエン・ブレムナー、コリン・サーモン、トミーフラナガン

製作に名を連ねているウォルター・ヒルは、映画監督として有名で「ウォリアーズ」「48時間」といった作品があります。
監督のポール・W・S・アンダーソンの他の作品には、「ソルジャー」「バイオハザード」などがあります。
「エイリアン2」でアンドロイドのビショップを演じたランス・ヘンリクセンが、ウェイランド社の経営者役で出演しているのが面白いですね。

この映画は、チェコのプラハで大部分が撮影され、そのおかげでアメリカ国内で製作するよりも、大幅に制作費を節約することが出来たそうです。
エイリアンとプレデターの闘うところが観たい!という中学生レベルの要望に答えた?映画なので、ストーリーなど多少の力業や無理は承知で観た方が良いでしょう。理屈は横に置いて、単純に闘いを楽しみましょうね。

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