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2008年02月29日 (金) | Edit |
1958年アメリカ映画。
アルフレッド・ヒッチコック監督の映画史に残る屈指の名作サスペンス(ニューロティックな恋愛)スリラーです。

犯人の追跡中、高所恐怖症のせいで動けなくなり、目の前で部下に転落死されてしまった刑事のジョニー。ジョニーは責任を感じ、サンフランシスコ警察を辞めてしまいます。
無職になったジョニーは、ある日旧友のエルスターから、その妻マデリンの調査を頼まれます。エルスターによると、妻マデリンが実在した過去の先祖にとりつかれ、我を失い自殺するのではないかというのです。ジョニーは半信半疑でしたが、無職になり暇なせいもあり依頼を引き受けることにします。
ジョニーは人妻マデリンを調査しますが、調査を重ねるうちに妖艶で可憐な謎めいた美女のマデリンに心を奪われてしまいます。そしてジョニーが尾行中に、我を失いサンフランシスコ湾に身を投げたマデリンの命を助けたのをきっかけに、いつしか2人は激しい恋に落ちてしまいます

製作、監督、アルフレッド・ヒッチコック
原作、ピエール・ボワロートーマス・ナルスジャック
脚色、アレック・コベル、サミュエル・テイラー
撮影、ロバート・バークス
音楽、バーナード・ハーマン
出演、ジェームズ・スチュアートキム・ノヴァク、バーバラ・ベル・ゲデス、トム・ヘルモア、ヘンリー・ジョーンズ

アルフレッド・ヒッチコック監督の映画は、ほとんど観ておいたほうがいいと思いますが、最低でも「裏窓」「知りすぎていた男」「めまい」「北北西に進路を取れ」「サイコ」「鳥」ぐらいは観ておいた方がいいかもしれません。
原作のピエール・ボワロートーマス・ナルスジャックの他の作品に「悪魔のような女」があります。
バーナード・ハーマンの音楽がヒッチコックの映像に見事にマッチしています。
ソウル・バスのめまいを見事に象徴させた素晴らしいタイトルデザインも必見です。

言うまでもなく映画史に残る傑作です。映像、音楽、ストーリー、演技、どれをとっても一流です。近年、さらに評価を高めています。僕もこの作品が大好きで、間違いなく今まで観た映画の中でも10本の指に入ります。劇中で印象深かったロケ地の金門橋(ゴールデン・ゲート・ブリッジ)を訪ねてみたいものです。まぁ、現在の金門橋は自殺の名所になっているのですけど・・・。
ちなみに、めまいのシーンは、画面をズームインさせながらカメラ本体を後退させて撮っています。あとヒッチコックの出演シーンは、造船所前の通行人です。
この映画は観る側の意識を、心地よく映画という夢の中にいざなってくれる、これぞ映画!といえる稀有な作品です。

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2008年02月26日 (火) | Edit |
1959年アメリカ映画でモノクロです。
巨大ネズミが孤島の人間達を襲うパニック(モンスター)映画です。

シャーマン船長は助手の黒人グリズウォルドと共に食糧輸送などの仕事をしています。いつものようにシャーマン船長は、科学者のクレイグス博士達の住む孤島に食料を届けますが、ハリケーンが間近に迫って来ていることもあり、その孤島で嵐の過ぎるのを待つことに。
助手のグリズウォルドは船の近くで一夜を明かす事にし、船長のシャーマンはクレイグス博士の娘アンから研究所に招かれた事もあって、そこで一夜を過ごすことにします。
クレイグス博士は人口増加の抑制の研究をしている生物学者で助手2人とともにネズミを使った動物実験をしています。その実験とは、ネズミを小さくし寿命を長くするというものです。
研究所でシャーマン船長は、何かを隠してるような博士達に気付きます。シャーマン船長が博士達を問い詰めてみると、なんと実験に失敗して出来た突然変異の巨大ネズミに誤って逃げられてしまったそうで、野生化し繁殖したその巨大ネズミは、夜行性猛毒を持ち、大きいものになると体重50キロはあり、さらには島に300匹は生息しているというのでした・・・。

製作、出演、ケン・カーティス
監督、レイ・ケロッグ
原作、脚本、ジェイ・シムズ
撮影、ウィルフリッド・M・クライン
音楽、ハリー・ブルーストーン、エミール・キャドキン
出演、ジェームズ・ベスト、イングリッド・ゴウド、ゴードン・マクレンドン、バルチ・ルメット、ジャッジ・ヘンリー・デュプリー、アルフレッド・デソト

製作のケン・カーティスと監督のレイ・ケロッグの他の作品に、実写のトカゲを利用した「大蜥蜴の怪」があります。

人喰いネズミという題ですが、映画に出てくるのはネズミではなく・・・本物の犬を変装させた大ネズミもどきです(しかも4~5匹しかいない!)。大ネズミもどきは、終始犬っぽい動きで観る側をなごませてくれます(本来は恐がらせなきゃいけないのですが)。だけどアイデアは結構いいと思います。動きが滑らかですしね。
超低予算映画なりに作り手が頑張って面白くしている、好感の持てるパニック映画です。オーソドックス(そのまんま)なストーリーで、こういう映画が好きな僕は結構楽しめました。

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2008年02月16日 (土) | Edit |
1966年アメリカ映画。
第二次世界大戦下のイタリアを舞台にした戦争コメディです。

1943年イタリア、シシリー島。アメリカのC中隊が、イタリアの守備隊がいるヴァレルノ村の攻略を命じられます。C中隊を率いることになったのは、クソ真面目で石頭のキャッシュ大尉。副官はC中隊のベテラン兵士クリスチャン少尉です。C中隊は、個性的な兵士が多く、あまりやる気が感じられません。
キャッシュ大尉率いるC中隊がヴァレルノ村に着くと、イタリア軍の守備隊はサッカーに夢中になっていました。そして、C中隊に気付くと即降伏。キャッシュ大尉が、村の明け渡しとイタリア軍兵士の連行を申し入れると、イタリア軍の守備隊長は、今日一日村祭りをやらせれば、村を明け渡し連行に応じるといいます。
C中隊(キャッシュ大尉)は仕方なく要求に応じ村祭りを許可しますが、C中隊の兵士や村人やイタリア軍の兵士が入り乱れてのドンチャン騒ぎになってしまうのでした。

製作、監督、原作、ブレイク・エドワーズ
共同原作、モーリス・リッチリン
脚本、ウィリアム・ピーター・ブラッティ
撮影、フィリップ・H・ラスロップ
音楽、ヘンリー・マンシーニ
出演、ジェームズ・コバーン、ディック・ショーン、セルジオ・ファントーニ、ジョヴァンナ・ラッリ、アルド・レイ、キャロル・オコナー、ハリー・モーガン

ブレイク・エドワーズは、「ティファニーで朝食を」「酒とバラの日々」「ピンクの豹」などの監督作があります。
脚本のウィリアム・ピーター・ブラッティは、「エクソシスト」の原作者です。
音楽のヘンリー・マンシーニは、ブレイク・エドワーズ監督作の多くを担当しています。上記の「ティファニーで朝食を」「酒とバラの日々」「ピンクパンサーシリーズ」の音楽もヘンリー・マンシーニ担当です。

戦争を茶化したドタバタ劇ですが、声高に反戦を叫ぶよりは効果的だったりします。
歌ったり踊ったりお酒を飲んで騒いだり、明るく人生を楽しむことの大切さを教えてくれる作品です。
DVDには、懐かしい吹き替え音声がついていますよ。

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2008年02月11日 (月) | Edit |
1972年イタリア・西ドイツ合作映画。
イタリアンホラーの巨匠マリオ・バーバ監督のホラー映画(サスペンス風味)です。

オーストリアの親類のおじさんの家に、大学の休暇を利用して訪れたピーター。
そこはピーターの先祖が16世紀に治めていた土地です。まだその当時の城が残されていて、今は観光ホテルにして売るべく改装中です。
しかしその城は、地元の人々には悪魔の城と呼ばれています。なぜならばピーターの先祖は残酷な人間で、処刑男爵と別名がつくほどに領民を責め殺していたのです
その処刑男爵は、かつて殺した魔女エリザベスの呪いによって、拷問されたあと火あぶりにされ死体は行方不明になったと地元では伝えられています。
その悪魔の城でピーターは、ピーターの家に代々伝わる魔女の呪文の古文書を、好奇心から唱えてしまいます。その呪文は、処刑男爵を再びこの世に蘇えらせると言われているものです。
その日以降、皮膚が裂け全身焼け爛れた謎の人物が出没。次々とむごたらしい殺人事件が起こるのですが・・・

製作総指揮、サム・ラング、J・アーサー・エリオット
製作、アルフレッド・レオーネ
監督、マリオ・バーバ
脚本、ヴィンセント・フォートル
撮影、エミリオ・ヴァリアーニ
音楽、ステルヴィオ・チプリアーニ
特殊効果、フランコ・トゥッツィ
出演、ジョセフ・コットンエルケ・ソマー、マッシモ・ジロッティ、ニコラッタ・エルミ、ラーダ・ラシモフ、アントニオ・カンタフォーラ、ルチアーノ・ビゴッツィ

マリオ・バーバ監督の他の作品では「血ぬられた墓標」「血みどろの入江」などが有名です。
ジョセフ・コットン「疑惑の影」「第三の男」「旅愁」などに出演している名優です。
セクシー女優のエルケ・ソマーも出演していますよ。

物語の展開が急で、観る側がおいてけぼりになる事もありますが、ホラー的な雰囲気は大したものです。城の地下にある拷問部屋串刺しの死体を飾りにした城の外観などが、とても良いです。
城の元管理人(野卑なおじさん)が、内側に鉄製の鋭利なトゲがついた棺桶にいれられ全身に穴があいてしまう惨たらしくエグい死に様は見どころです。
ラストで(なぜか)突如として現れる大勢のゾンビ(時間は短いですが)も見どころですよ。

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