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2009年08月27日 (木) | Edit |
1985年製作アメリカ映画。
街に巣食うチンピラ共をぶっ倒すデス・ウィッシュのシリーズ第3弾。

戦友で親友のチャーリーから、至急NYに来てくれという手紙を貰い、久しぶりにNYに帰ってきたポール・カージー(伝説的な処刑人)ベルモント地区にある、チャーリーが住む荒れ果てたアパートを訪ねますが、カージーが到着した時には、チャーリーは何者かに襲われ、虫の息でした。そして、カージーに、「このアパートを頼む」と言って、息を引き取ります。ベルモント地区は治安激悪で、残虐で極悪非道な男フレーカーが仕切るチンピラ集団が支配していました。フレーカー率いるチンピラ集団は、恐喝レイプ強盗窃盗薬物殺人、と悪事と呼べるものは全てやっており、街の住人達に、暴虐の限りをつくしていました
荒れ果てたアパートの住人でチャーリーの親友ベネットから、チャーリーを殺した犯人は、フレーカー率いるチンピラ集団だと教えてもらうと、カージーは、チャーリーの復讐と住人の為、街のダニ掃除を決意します
一方取り締まる警察の担当シュライカー警視も、治安悪化と犯罪の多さに頭を抱えていました。そこにタイミングよく登場したカージーに目をつけたシュライカー警視は、カージーに取引を持ちかけます。それは、チンピラ達を独自に制裁する事を黙認するかわりに、自分に犯罪の情報と連絡をよこせというものでした。親友を殺されたカージーは、もちろん街のチンピラ達の掃除をするつもりだったので、取引に応じます(表面的に)
そして、ベネットや住人の協力の下、容赦ないカージーの、チンピラに対する苛烈な制裁が始まります……

予告編動画リンク

製作、メナハム・ゴーラン、ヨーラム・グローバス
監督、マイケル・ウィナー
脚本、マイケル・エドモンズ
撮影、ジョン・スタニアー
音楽、ジミー・ペイジ
出演、チャールズ・ブロンソン、デボラ・ラフィン、マーティン・バルサムエド・ローター、ギャバン・オハーリヒー、カーク・テイラー

監督のマイケル・ウィナーは、チャールズ・ブロンソン主演の映画をたくさん撮っている監督です。
音楽のジミー・ペイジは、レッド・ツェッペリンのギタリストで、ギターの名手として知られています。
チャールズ・ブロンソン主演の「デス・ウィッシュ」シリーズは、「狼よさらば」「ロサンゼルス」「スーパー・マグナム」「バトルガンM-16」「狼よさらば/地獄のリベンジャー」の全5作です。
名脇役マーティン・バルサムは、この作品と同じ年に作られた「デルタ・フォース」にも脇役として出演しています。
悪役やお堅い警官の役がよく似合う名脇役エド・ローターの他の出演作に、「ロンゲスト・ヤード」「軍用列車」などがあります。

やりすぎ感あふれるこの映画・・僕は大好きです
この映画に、理屈に合う合わないは全く関係ありません!完全法律無視勧善懲悪チャールズ・ブロンソン主演作。この他に何を望むというのですか。
何をやったっていいんですよ!街中で475ウィルディマグナムでチンピラを撃ち殺そうが、街中で300口径のマシンガンをチンピラ達に浴びせかけようが、街中で対戦車用のミサイルランチャーをぶっ放そうが!!
観客が観たいのは、チンピラたちが、容赦なく派手に成敗されるところなんです。
クライマックスは、チンピラ軍団との市街戦さながらの対決です。これも全くもって正しいです。派手なドンパチ以外余計な描写も無く、我々が観たいものを提供してくれているのですから。
内容は、たしかにバカバカしいですが、だから面白いのです。破天荒さもここまでくると立派なものでしょう。派手なB級アクション(テレ東でよく放送されるような)が好きな人間には、100点満点の映画ですよ。


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テーマ:DVDで見た映画
ジャンル:映画
2009年08月21日 (金) | Edit |
1960年ドイツ製作アメリカ作品モノクロ。
無人島に漂着した踊り子一座に蜘蛛男が襲い掛かるモンスター映画。

美女ダンサー達のダンス興行シンガポールで開催する為、興行主のゲーリーゲーリーの恋人で秘書のジョージアは、オーディションをNYで開きます。集まった女性から、選りすぐった美女ダンサー達と共に、飛行機でシンガポールへと向かいますが、太平洋上で嵐に遭い、飛行機が墜落
ゲーリーとジョージアと踊り子7人は、太平洋上を、どこか分からぬまま、ゴムボートで漂流する事に。水不足と不安で、一行の危機が迫った時、運のいいことに、島を発見、皆で上陸します。そこは、温暖で飲み水もあり、一行は助かったと大喜び。
皆で島を探検してみると、一軒の家がありました。ゲーリー達が、家に入ってみると、室内には、巨大な蜘蛛の巣にかかって息絶えた爺さんの姿が。家にあった日記を見てみると、その爺さんは、教授のようで、島でウラン鉱脈を発見し、研究していたようでした。家には、拳銃もあり、食料もたっぷり残っており、しばらくは暮らせそうでした。気味が悪いながらも、ゲーリーたちは、爺さんの死体を片付け家で暮らす事にします
その日の夜、ゲーリーは、元ストリッパーの踊り子の誘惑にのり、イチャイチャしていたところを、恋人のジョージアに目撃されてしまいます。ジョージアに責められ、その場の空気に耐えられなくなったゲーリーは、家にあった拳銃を持ち、島のパトロールに出かけます。しばらく島をうろついていたゲーリーですが、顔の大きさほどもある蜘蛛に遭遇、拳銃で倒す事には成功しますが、首を噛まれてしまいます。命には別状なかったゲーリーですが、蜘蛛の毒で、毛むくじゃらの蜘蛛男になってしまい……

参考動画リンク

製作、ガストン・ハキーム、ウルフ・C・ハルトヴィッヒ
監督、脚本、フリッツ・ベットガー
脚本、エルドン・ハワード、アルベルト・G・ミラー
撮影、ゲオルグ・クラウゼ
音楽、カール・ベッテ、ウィリィ・マテス
出演、アレックス・ダーシー、バーバラ・バレンティン、ライナー・ブラント、アレン・ターナー、テンプル・フォスター、ドナ・ウルサイク、ノーマ・タウネス

撮影のゲオルグ・クラウゼは、スタンリー・キューブリック監督の「突撃」の撮影を担当しています。

この映画は、トラッシュ典型的なエクスプロイテーション・ムービーです。ドイツで製作された映画をアメリカで再編集したバージョンです。
低予算で適当な作りの映画なので、たくさんの突っ込みどころがあります
物語が始まってすぐ、飛行機の墜落シーンがあるのですが、明らかに何かのフィルムの流用で、それはもう乗客が生存する余地などないような墜落っぷりです。そうでなくとも、海の真ん中に墜落して乗客が生き残る可能性なんか、ほとんど皆無でしょう。
他にも、無駄にセクシーな格好をした女達が、島で何をするというでもなく、ただ下らない喧嘩を繰り広げるばかりの、危機感のかけらもないサバイバルぶりは呆れるばかりです。蜘蛛男も、なかなか襲ってこないというか、あまり現れる事もなく小さな島で蜘蛛男は一体何をしていたのかと、疑問になります。映画のほとんどの時間は、島に現れた教授の助手の若い男相手に、女達のバカバカしい恋のさや当てがダラダラと繰り広げられるだけで、ラストに辻褄合わせのように蜘蛛男との闘い(?)がありますが、何とも言い様のないあっけない幕切れとなってしまいます。
どうしようもない映画だとは思いますが、ただ、巨大蜘蛛の糸に引っ掛かって死んでいた教授(表情もいい)のシーンは、なんだか間抜けで面白く、かなりの名シーンだと思いました。


テーマ:DVDで見た映画
ジャンル:映画
2009年08月15日 (土) | Edit |
1967年アメリカ作品。
アメリカンニューシネマの嚆矢的作品である青春ドラマの傑作。

大学を特待生で卒業し、故郷に帰ってきたベン(優等生で童貞)。大喜びで出迎えた両親は、ベンの凱旋パーティーを開きます。出席者は、両親や両親の会社の共同経営者ロビンソンや古くからの知り合いなど、ベンを子供のころから知る人達ばかりです。
しかし、そんな晴れの日にもかかわらず、ベンは浮かぬ顔です。ベンは将来に対して悩んでいたのです。何になりたいかわからず何をしたいのかもわからないただ何かと違っていたい
ベンは卒業祝いに贈られた車を見に行くといって、喧騒から離れ1人になろうとします
車はアルファロメオのオープンカーでした。すると、共同経営者ロビンソンの夫人がやってきて、家まで送り届けて欲しいと言います。ベンはロビンソン夫人を家まで送り届けますが、ロビンソン夫人から、1人なので、しばらく家の中にいて欲しいと言われ、仕方なく家の中に入ります。すると、ロビンソン夫人がセクシーな姿で、あからさまにベンを誘惑してきます。ベンは狼狽し、その場を後にしますが、ロビンソン夫人のセクシーな姿が頭から離れません
誘惑に負けたベンは、後日、ホテルにロビンソン夫人を呼び出し、とうとう不倫関係になってしまいます(童貞なのはしっかりばれた)
卒業してからというもの、何をやるということもなく、ただ、親と子程度に歳の離れたロビンソン夫人との不倫に溺れていくベン。
しかし、そんな状況が一変する出来事が起こります。ロビンソン夫妻の娘エレインがカリフォルニア大学バークレー校から夏休みで帰ってきたのです。自分の両親から、エレインとのデートを命じられ、ロビンソン夫人からは、自分の娘エレインとのデートを禁じられたベン板ばさみとなり、困り果てますが、ロビンソン夫人に一度だけしかエレインとデートしないという約束で、デートをすることになります。しかし、そのデートで、エレインの純情さに強く魅かれたベンは恋に落ちてしまいエレインもベンを好きになります……

予告編動画リンク

製作、ローレンス・ターマン
監督、マイク・ニコルズ
原作、チャールズ・ウエッブ
脚本、カルダー・ウィリンガム、バック・ヘンリー
撮影、ロバート・サーティース
音楽、デイビッド・グルーシン
主題歌、サイモン&ガーファンクル
出演、ダスティン・ホフマンアン・バンクロフトキャサリン・ロス、マーレイ・ハミルトン、ウィリアム・ダニエルズ、エリザベス・ウィルソン

この作品でアカデミー監督賞を受賞したマイク・ニコルズ監督の他の作品に、「バージニア・ウルフなんか恐くない」「キャッチ22」「イルカの日」「ワ-キングガール」などがあります。
撮影のロバート・サーティースの主要な他の参加作品に、「ベン・ハー」「コレクター」「逃亡地帯」「ラスト・ショー」「スティング」「華麗なるヒコーキ野郎」などがあります。
音楽のデイビッド・クルーシンの主要な他の参加作に、「チャンプ」「黄昏」「トッツィー」「グーニーズ」「ミラグロ/奇跡の地」などがあります。
「卒業」は、今やアメリカを代表する、演技派の名男優となった、ダスティン・ホフマンの出世作です。
アン・バンクロフトは、「奇跡の人」でヘレン・ケラーの家庭教師サリヴァン先生を演じ、アカデミー主演女優賞を受賞しています。
キャサリン・ロスは、「夕陽に向かって走れ」「明日に向かって撃て!」「ステップ・フォードワイフ」などに出演しています。

この映画、見たことはあるけれど、有名なラストシーン以外は忘れてしまったという人や、有名なラストシーンとサイモン&ガーファンクルの名曲『サウンド・オブ・サイレンス』『スカボロー・フェア』『ミセス・ロビンソン』は知ってるけど、映画の内容は知らないという人が、意外に多いのではないかと思います。もしくは、単純な純愛映画だと勘違いしている人も多いかもしれません
しかし、この映画は、そんなに単純な映画ではありませんアッパーミドルクラスの家庭に生まれ育った青年ベンは、大学は卒業しましたが、その後の両親の敷いたレールに対して、迷いと反感を覚えています。エスタブリッシュメントに対する疑義がありながらも、今までずっと両親から何もかもお膳立てをしてもらって育ったベンは、自分自身の核がなく何をして良いか分からないのです。この状況は現代の日本にも似ているようなところがあると思います。スポイルされて育った子供が、自立的に何をして良いか分からずニートになってしまうという構図ですね。結局ベンは、親子ほど歳の離れたロビンソン夫人との不倫関係に溺れていくのですが、その子供エレインとも恋愛関係になってしまうという、当時としては、スキャンダラス物議をかもす内容でした。さらに主人公ベンがWASPではなく、背も小さく髪もブロンドではない個性派俳優ダスティン・ホフマンだったという事も画期的でした。最初ベンのキャスティングはロバート・レッドフォードで考えられていたという事を考えれば、どれだけ違いがあるか分かりやすいと思います。
超有名な作品ですけど、あらためて見直してみるのも、逆に新鮮で面白いですよ


テーマ:DVDで観た映画
ジャンル:映画
2009年08月13日 (木) | Edit |
1983年アメリカ作品。
アメリカで最初の宇宙飛行士達(マーキュリー計画)とスピードの限界に挑むパイロット達の姿を描いた実話を基にした傑作ドラマ

1947年10月14日。テスト・パイロットのチャック・イェーガーは、ベルX-1に乗り、人類で初めて音速の壁を突破
1953年11月20日ダグラスD-558に乗ったスコット・クロスフィールドが、人類初のマッハ2越え
1953年12月12日チャック・イェーガーは、ベルX-1Aマッハ2.44を記録。記録を塗り替える。
それから数年たち・・
1957年10月4日。ソ連により、世界初の人工衛星スプートニクが打ち上げられ、成功する。アメリカはショックを受け、ここから、アメリカとソ連による熾烈な宇宙開発競争が繰り広げられる事に
1958年にアメリカはNASAを設立
1959年には、人類初の有人宇宙飛行を目指すマーキュリー計画を開始。厳しい審査のうえ、7人のパイロットを選出するアラン・シェパードジョン・グレンゴードン・クーパーガス・グリソムスコット・カーペンターウォルター・シラードナルド・スレイトン。いずれもアメリカを代表する優秀なパイロットだった。
1961年。アメリカはチンパンジーによるロケット打ち上げに成功するも、ソ連は4月12日ボストーク1号に乗ったガガーリンによる、人類初の有人宇宙飛行を成功させる。アメリカもそれに呼応するように5月5日フリーダム7に乗ったアラン・シェパードによる、アメリカ初の有人宇宙飛行を成功させる。続けてアメリカは7月20日ガス・グリソムによる2人目の有人宇宙飛行を成功させる。しかし、ソ連は8月7日ボストーク2号に乗ったチトフによる、1日以上に渡る宇宙の地球軌道周回を成功させる
1962年。アメリカは2月20日に、フレンドシップ7に乗ったジョン・グレンによる、アメリカ初の地球周回軌道の飛行を成功させる。一方ソ連は8月11日ボストーク3号4号を同時に打ち上げ、ランデブー宇宙飛行を成功させる
1963年5月15日にアメリカは、ゴードン・クーパーの手により地球周回軌道を22週させることに成功ゴードン・クーパーは、アメリカ人最後の単独宇宙飛行士となる。マーキュリー計画は、7人のパイロットのうち、6人の宇宙単独飛行を成功させ、幕を閉じた

予告編動画リンク

製作、アーウィン・ウィンクラー、ロバート・チャートフ
監督、脚本、フィリップ・カウフマン
原作、トム・ウルフ
撮影、キャレブ・デシャネル
音楽、ビル・コンティ
出演、サム・シェパードスコット・グレンエド・ハリスデニス・クエイドフレッド・ウォード、チャールズ・フランク、ランス・ヘンリクセン、スコット・ポーリン、キム・スタンレーバーバラ・ハーシー、ベロニカ・カートライト、パメラ・リード

監督も脚本もこなす、フィリップ・カウフマンの他の主要な作品に、「ミネソタ大強盗団」「SF/ボディ・スナッチャー」「存在の耐えられない軽さ」があります。
撮影のキャレブ・デシャネルの他の主要作品に、「ワイルド・ブラック/少年の黒い馬」「チャンス」「ナチュラル」「パッション」などがあります。
音楽のビル・コンティの他の作品に、「ロッキー」「勝利への脱出」「007/ユア・アイズ・オンリー」「ベスト・キッド」「ブロードキャスト・ニュース」などがあります。
サム・シェパードは、オビー賞を受賞するなどオフ・ブロードウェイでの戯曲映画脚本、さらには役者もこなす、マルチな才人です。
スコット・グレンは、独特の存在感を持つ名脇役で、「アーバン・カウボーイ」「レッド・オクトーバーを追え!」「羊たちの沈黙」「バックドラフト」などに出演しています。
エド・ハリスは、演技派の名脇役で、「ウォーカー」「アビス」「アポロ13」「ヒストリー・オブ・バイオレンス」などに出演しています。
デニス・クエイドの他の出演作に、「第5惑星」「インナースペース」「D.O.A.」「グレート・ボールズ・オブ・ファイアー」などがあります。
フレッド・ウォードの他の出演作に、「アルカトラズからの脱出」「サザン・コンフォート」「レモ/第一の挑戦」「トレマーズ」などがあります。

テスト・パイロット達の、己の精神と肉体の限界に挑戦し、困難に立ち向かっていく姿や、命を捨てる覚悟で任務を遂行していく姿には、無条件の感動尊敬の念がわいてきます。こんな男こそ真の男だと思いますし、本当に憧れます。そして、テスト・パイロットの間で言われる、ライト・スタッフ(言葉に出来ないパイロットの資質)を備えた男達の、深く固い仲間意識にも、感心してしまいます。
やるべき事をやり、危険を犯し、まだ誰も成しえていない偉業に挑戦する男達彼らの資質(ライト・スタッフ)とは何なのか、何が彼らを突き動かしているのか、そして、彼らを翻弄する政治やマスコミに、正しい資質(ライト・スタッフ)が備わっているのか、深く考えさせられました。
アカデミー賞4部門受賞した、真の男の魂の映画です。面白いです。是非。
ちなみに、アメリカの有人宇宙飛行計画は、その後、ジェミニ計画からアポロ計画へと移行していきます。


テーマ:DVDで見た映画
ジャンル:映画
2009年08月09日 (日) | Edit |
2007年製作アメリカ作品。
恋人を殺された女が街の犯罪人を独自に処刑していく復讐劇。

ニューヨークラジオDJをしているエリカ婚約者デイビッドとも結婚間近で、仕事も恋愛も順調な日々。
そんなある日、エリカとデイビッドが、2人で夜の通りを歩いていると、突然現れた、暴漢(チンピラ)に襲われてしまいます。武装したチンピラから受けた、激しいリンチで瀕死状態になった2人は、病院に救急搬送されます。
エリカが、3週間の昏睡から目覚めた時、すでに婚約者のデイビッドは死亡していました。
奇跡的に回復し、退院したエリカですが、心には、ぽっかりと穴が開き、大きなトラウマを抱えてしまいます。事件の犯人も一向に捕まる気配もなく、外出も出来ない日々。恐怖に耐えかねたエリカは、街で非合法の銃を入手し、護身用に身につけます。
外出も出来るようになり、仕事にも復帰しますが、エリカの気分は晴れません。そんな時、偶然、スーパーマーケットで強盗に遭い、その強盗を自らの手で撃ち殺すことが出来た瞬間、エリカは心の中に、もう1人の見知らぬ自分を感じます。それからのエリカは、夜の街を彷徨い、街のチンピラを自らの手で処刑していくようになって……

予告編動画リンク

製作、ジョエル・シルバー、スーザン・ダウニー
監督、ニール・ジョーダン
脚本、ロデリック・テイラー、ブルース・A・テイラー、シンシア・モート
撮影、フィリップ・ルーセロット
音楽、ダリオ・マリアネッリ
出演、ジョディ・フォスターテレンス・ハワード、ナビーン・アンドリュース、ニッキー・カット、メアリー・スティーンバーゲン

結構いい監督だと思うんですけど、なんとなく地味な、ニール・ジョーダン監督の他の主要な作品に、「殺人天使」(DVD化希望)「狼の血族」「クライング・ゲーム」「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」「ブッチャー・ボーイ」(DVD化希望)、などがあります。
子役から現在に至るまで、順調にキャリアを重ねている、偉大な女優ジョディ・フォスターの主要な出演作に、「タクシー・ドライバー」「白い家の少女」「告発の行方」「羊たちの沈黙」「ネル」、などがあります。

この映画は、「狼よさらば」のリメイクと言ってもいいと思います。なので、この映画の脚本は、平凡なものです。
大きな違いは、強い男性の象徴であるチャールズ・ブロンソンから、強い女の象徴であるジョディ・フォスターに主人公が変わっている事。「狼よさらば」では、犯罪の多さが社会問題化していた背景がありましたが、「ブレイブ・ワン」では、同時テロ後のアメリカの社会心理を色濃く反映しています。
こういうジャンル映画は、時代の気分を写す鏡のように、世相を反映することが多いのですが、この映画も例外ではなく、恐怖と暴力に晒された後の、ジョディの行動は、アメリカの姿そのものだと思いますし、その後の、どうしていいか分からない苦悩も、現在のアメリカの苦悩そのものであると思います。
「狼よさらば」が大好きな僕ですが、この映画は充分に合格点をあげる事ができます。言うなればスタイリッシュな「狼よさらば」です。あと、ジョディ・フォスターが、美しく撮れています。これも評価できます。


テーマ:DVDで見た映画
ジャンル:映画
2009年08月05日 (水) | Edit |
1971年イギリス作品。
ジキル博士とハイド氏をアレンジしたハマー・プロ製作のホラー。

19世紀、霧深きロンドンのホワイトチャペル地区
抗ウィルス薬の研究をしているジキル博士。訪ねてきた親友のロバートソン教授の言葉にヒントを得て、不老不死の薬を作る事を思いつきます。
早速、ハイド博士は、昼夜を問わず研究に没頭し、女性ホルモンをもとに寿命を延ばす薬の製造を編み出します。自らを実験体として、試薬を飲んでみると、なんとジキル博士の姿が美しい女性の姿に
さらなる薬の完成のためには、大量の女性ホルモンが必要となる為、モルグに偶然運ばれてくる死体を待っていては、到底間に合いません。そこで、闇の業者非合法な死体の調達を頼みますが、その業者も捕まってしまい、ジキル博士は、八方ふさがりの状態になってしまいます。
そして、人類の夢の不老不死の実現の為、ジキル博士は、ここにきて重大な決断を下します。
その夜から、ホワイトチャペル地区では、鋭利な刃物で内臓を切り取られた女の死体が連続で発見されるようになり……

予告編動画リンク

製作、アルバート・フェンネル、
製作、脚本、ブライアン・クレメンス
監督、ロイ・ウォード・ベイカー
原作、ロバート・ルイス・スティーヴンソン
撮影、ノーマン・ワーウィック
音楽、デヴィッド・ホイッテカー
出演、ラルフ・ベイツ、マルティーヌ・ベズウィック、ジェラルド・シム、ルイス・フィアンダー、スーザン・ブロドリック、ドロシー・アリソン、イヴォー・ディーン、フィリップ・マドック

ロイ・ウォード・ベイカー監督の主な他の作品に、「脱走四万キロ」「ヴァンパイア・ラヴァーズ」「アサイラム・狂人病棟」「ドラゴンvs7人の吸血鬼」などがあります。個人的には、「アサイラム・狂人病棟」と「ドラゴンvs7人の吸血鬼」のDVD化を切に願います。

邦題に似合わず、面白い良質のホラーで、切り裂きジャック事件小説のジキル博士とハイド氏を合体させアレンジし、なおかつ別人格のハイド氏をエロティックな女性にするなど、大変凝ったストーリーとなっています。鏡を使った変身シーンもよく出来ていて、霧に煙るロンドンの街角の雰囲気もよく、ショック描写も手堅くまとめられて、作品としては、上々の仕上がりだと思います。
あまり知られていない映画ですが、観る価値は充分にありますよ。


テーマ:DVDで見た映画
ジャンル:映画
2009年08月01日 (土) | Edit |
1993年アメリカ映画。
死んだ人間が生きた人間の脳みそを喰らうバタリアンのシリーズ3作目。

父親が家に忘れていった、軍の秘密研究所に入る事の出来るIDカードを拾ったカートは、恋人のジュリーと共に、好奇心とイタズラ心で研究所に忍び込みます
しかし、そこで行われていたのは、トライオキシンというガスで、死人を蘇えらせ生物兵器にする研究でした。気持ちの悪い研究を見て驚いた2人は、見回りの兵士に見つかりそうになり、あわててカートの家に戻ります。
その日、帰ってきた父親と、恋人との交際の事で喧嘩したカートは、恋人ジュリーと共に、バイクにまたがり駆け落ちをします。愛の炎が盛り上がった2人ですが、カートの不注意でバイク事故を起こしてしまい、恋人のジュリーは、沿道の大木にぶつかり即死してしまいます
幸福の絶頂から地獄に叩き落されたカートは、恋人を生き返らせるため、再び軍の研究所に潜入し、恋人のジュリーをトライオキシンガスで蘇えらせるのですが……

予告編動画リンク

製作、ゲイリー・シュモーラー
製作、監督、ブライアン・ユズナ
脚本、ジョン・ペニー
撮影、ジェリー・リヴリー
音楽、バリー・ゴールドバーグ
特殊メイク、スティーブ・ジョンソン
出演、ミンディ・クラーク、J・トレバー・エドモンド、ケント・マッコード、サラ・ダグラス、ジェームズ・T・キャラハン

製作ブライアン・ユズナは、監督スチュアート・ゴードンと、「ZOMBIO/死霊のしたたり」「フロム・ビヨンド」「ドールズ」などのホラーで、コンビを組んでいます。
特殊メイクのスティーブ・ジョンソンは、「アビス」「イノセント・ブラッド」「スピーシーズ」などに参加しています。

なんといっても、ミンディ・クラークの、SM風セクシーゾンビのヴィジュアルが素晴らしいです。ボディピアス的に、先のとがったガラスや釘で彩られた、セクシーで美しいその姿を見るだけでも、大いに、この映画を観る価値があると思います。
もちろんそれだけではなく、人体破壊も存分に見せてくれるし、ゴア度グロさも申し分ありません。
出てくるゾンビも、工夫された個性的な姿をしており、個人的には、脳みその部分が綺麗になくなっている東洋人ゾンビ首と脊髄が飛び出たゾンビロボコップならぬロボゾンビ(ロブ・ゾンビじゃないよw)が気に入りました。
テンポもよく、適度に笑いあり、残酷あり、恋愛ありの、盛りだくさん映画です。面白いです。是非。


テーマ:DVDで見た映画
ジャンル:映画