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2010年05月26日 (水) | Edit |
2007年アメリカ作品。
隣人の生活を覗いてしまったが為に事件に巻き込まれるサスペンス・スリラー。

ケール(16歳)は、小説家の父親と綺麗で優しい母親に見守られ、恵まれた幸せな生活を送っていました。
しかし、父子水入らずでの、フライフィッシングの帰り道。無謀な運転をする車のせいで、交通事故を起こし、ケールの眼前で父親が無残な死を遂げてしまいます。
1年後‥
すっかりやる気をなくしてしまったケール(17歳)。スペイン語の授業中、教師に父親のことに触れられたケールは、思わず教師を殴り倒してしまいます。それは警察沙汰になり、裁判の結果ケールは3ヶ月の自宅謹慎に。警察から足に24時間GPS監視システム付きの装置を取り付けられたケールは、自宅から半径30mしか外出できないようになってしまいます
仕方なく(?)、家でゲームと音楽三昧のケールでしたが、反省してないという理由で、母親から、ゲームも音楽ダウンロードも全て解約されてしまいます。そうして、することがなくなったケールは、退屈で孤独な毎日を過ごす破目に。そんなさなか、隣の家にとびきりの美人娘アシュリーが引っ越してきます。アシュリーを見たとたんに恋に落ちたケール。ケールは、それがきっかけで、周囲の家全てを(もちろん美人娘中心に)、双眼鏡や望遠ビデオカメラでこっそり観察(覗き)をするようになります。悪友のロニーも家に呼び、共に覗きを楽しみますが、近所に住むある中年独身男の行動が、指名手配中の連続殺人犯にそっくりなことに気付き……

予告編動画リンク

製作総指揮、アイヴァン・ライトマン、トム・ポロック
製作、ジョー・メジャック、E・ベネット・ウォルシュ、ジャッキー・マーカス
監督、D・J・カルーソ
原作、脚本、クリストファー・ランドン
脚本、カール・エルスワース
撮影、ロジエル・ストファーズ
音楽、ジョフ・ザネッリ
出演、シャイア・ラブーフ、サラ・ローマー、デヴィッド・モースキャリー=アン・モス、アーロン・ヨー、ホセ・パブロ・カンティージョ

シャイア・ラブーフは、人気若手男優で、「トランスフォーマー」シリーズや「イーグル・アイ」などに主演しています。「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」でも重要な役柄で出演していたので、スピルバーグのお気に入り俳優なのかもしれません。
デヴィッド・モースは、「インディアン・ランナー」「クロッシング・ガード」での、ショーン・ペン監督作品での好演が記憶に残っています。
キャリー=アン・モスは、「マトリックス」でのトリニティー役が有名です。

物語としては、「裏窓」的なスリラーで、珍しくとも何ともありませんが、主人公達が、連続殺人鬼を追いつめる為のツールとして、パソコンや携帯電話、ビデオカメラやデジカメなどを駆使していくところが、現代の若者らしくて新鮮味があり、よいアクセントとなっています。主人公の足かせが、GPS付きの囚人監視システムというのもユニークです。
コメディやロマンスの要素を織り交ぜながら、観客を楽しませるタイプの作品で、作り手の思惑通り、大ヒットした映画です。そのかわりと言ってはなんですが、万人受けするように作られていますので、本格的なスリラーやホラーのファンには、物足りなさが残ってしまうかもしれません。
「なんか面白い映画が観たいな~」っていうライトな層の映画ファンにオススメです。


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テーマ:DVDで見た映画
ジャンル:映画
2010年05月05日 (水) | Edit |
1931年~1932年イギリス作品モノクロ。
1931年「スキン・ゲーム」1932年「リッチ・アンド・ストレンジ おかしな成金夫婦」1932年「第十七番」の3作を収録したヒッチコック監督の初期作品集。

『スキン・ゲーム』(約79分)

成金で事業家のホンブロワ家に、所有している土地を売った上流階級のヒルクリスト家。しかし、ホンブロワ家の当主は、ヒルクリスト家との土地売買時の約束を破り、昔からその土地に住んでいる借地借家人のジャックマン夫妻を、追い出そうとします。このままだと住む所と故郷を失ってしまう貧しいジャックマン夫妻は、ヒルクリスト家に泣きつき助けを求めます。それを聞き、義憤に駆られたヒルクリスト家の当主は、ホンブロワ家の当主に対し抗議しますが、全く聞き入れてもらえません。ホンブロワ家は、村に工場建設の計画を立てており、どうしても土地を入手しなければならなかったのです。そして、ヒルクリスト家をあざ笑うかのように、どんどんと金にものをいわせて、村の土地を買い占めていきます
工場ができれば、美しい環境や伝統が失われてしまう事に危機感を抱いたヒルクリスト家は、ホンブロワ家との対決を決意。ヒルクリスト家婦人は、ドーカーと言う男に命じ、ホンブロワ家の弱みを調査させます
そして、村の土地の競売の日、ヒルクリスト家は、ホンブロワ家の土地買占めを阻止する為、密かに代理人を立て、土地の競り落としを画策しますが……

スキンゲーム参考動画リンク

キャスト/スタッフ
製作、ジョン・マックスウェル
監督、脚本、アルフレッド・ヒッチコック
原作、ジョン・ゴールズワージー
脚本、アルマ・レヴィル
撮影、ジョン・コックス
出演、エドマンド・グウェン、ジル・エズモンド、ジョン・ロングデン、C・V・フランス、ヘレン・ヘイ、フィリス・コンスタン、フランク・ロウトン

『リッチ・アンド・ストレンジ おかしな成金夫婦』(約80分)

毎日、満員電車に揺られ会社に行き、家に帰っては同じような飯を食うという、貧乏都市生活に疑問を感じていたフレッド。妻エルマーと飼い猫との生活にも、いまいち楽しみが見いだせません。フレッドは、もっと人生を楽しまなければ生きてる意味がないと考え、いつしか世界中を旅行しながら生活する事を夢見るようになっていました。
そんなある日、金持ちの叔父から生前贈与を受けることになり、フレッド夫婦は念願の大金持ちに
そして、かねてよりの夢だった、世界旅行に出発します。
ロンドンから豪華客船で、英仏海峡を渡りパリへ。パリからマルセイユ。マルセイユからトルコと旅行を進めていくうちに、フレッドはプリンセスと呼ばれる美しい女性と、エミリーは紳士の船長と、お互いに惹かれあっていきます。
そして、スエズ運河を越え、東洋へと船が進んでいく頃には、フレッド夫婦の間には溝ができ……

リッチ・アンド・ストレンジ参考動画リンク

キャスト/スタッフ
製作、ジョン・マックスウェル
監督、アルフレッド・ヒッチコック
原作、デール・コリンズ
脚本、アルマ・レヴィル、ヴァル・ヴァレンタイン
撮影、ジャック・コックス、チャールズ・マーティン
出演、ヘンリー・ケンドール、ジョーン・バリー、ベティ・アマン、パーシー・マーモント、エルシー・ランドルフ

『第十七番』(約61分)

十七番地にある大きな空き家。深夜にフォーダイスと言う男がこっそりと入っていきます。目的は分かりませんがきちんとした身なりの男です。誰もいないはずの空き家。しかし、そこには誰かのいる気配が。慎重に階段を進むフォーダイス。
すると驚いた顔の汚らしい男が。その男はベンという浮浪者でした。ベンは寝床を探して侵入していただけでした。
しかし、空き家には、もう1人、人のいる気配が。
ベンとフォーダイスは、恐る恐る2階へ。
すると階段をあがったすぐの場所に、殺されたばかりの男の死体が転がっていました。
ベンが死体を調べると、ボケットに拳銃と謎の電報が入っていました。電報は十七番地で、密かに何かの取引が行われるかのような内容です。電報を読んでいると、階上から人の動く音がし、突然上から女が落ちてきます。その女は隣家の娘で、この空き家に向かった父親を心配してやってきたといいます。
ベンは男の死体があることを説明し、その娘を連れて、死体のあった場所に行きますが、死体はキレイさっぱり消え去っていました
何が起こっているか分からないまま、今度は玄関に3人の訪問客が現れます。2人の男と唖の女で、物件の下見に来たというのですが……

キャスト/スタッフ
製作、ジョン・マックスウェル
監督、脚本、アルフレッド・ヒッチコック
脚本、アルマ・レヴィル、ロドニー・アクランド
撮影、ジャック・コックス
出演、レオン・M・ライオン、アン・グレイ、ジョン・スチュアート、ドナルド・カルスロップ、バリー・ジョーンズ、ゲーリー・マーシュ

脚本のアルマ・レヴィルは、ヒッチコックの奥さんだった人です。編集なども手がけていました。
「スキン・ゲーム」でホンブロワを演じたエドマンド・グウェンは、「三十四丁目の奇蹟」「ハリーの災難」などに出演しています。「三十四丁目の奇蹟」では、アカデミー助演男優賞も受賞しています。
「第十七番」でに出演していたバリー・ジョーンズは、「戦慄の七日間」という傑作に教授役で出演しています。

ひとつのディスクに、イギリス時代のヒッチコック監督作品が3作品収録されているというお得感溢れるDVDです。
まだまだ雇われ監督といった感じで、後の作品に比べると、クオリティが劣る事は否めませんが、ヒッチコックタッチの萌芽のようなものが垣間見れて、とても興味深いです。
まず『スキン・ゲーム』ですが、上流階級の偽善と、人が争いの中で大義を見失っていくさまを描いています。善悪がごちゃまぜになった内容で考えさせられますが、どっちつかずという感じもするかもしれません。ヒッチコックらしくない作品です。
次は『リッチ・アンド・ストレンジ おかしな成金夫婦』ですが、この作品は、ヒッチコック自身のお気に入り映画だそうです。ユーモアと恋愛に船旅や異国情緒を絡め、なかなか盛りだくさんの内容です。ラストで、フレッド夫婦が、中国人の食事をガツガツ食べた後、その材料をみて驚愕するシーンが面白いです。
最後に『第十七番』ですが、光と影でのスリラー的雰囲気の醸成が抜群で、後のヒッチコックの片鱗を垣間見ることが出来ます。暴走する機関車のスペクタクル的展開もヒッチコックらしくて素晴らしいです。ですが、ストーリーが尻すぼみで、キャラクターや展開に難があるので、作品としては、そんなに面白くないかもしれません。はっきりいうと、ごちゃごちゃしすぎです。
以上3作品の紹介と感想ですが、個人的なことをいわせてもらうと、3作品を1つのブログ記事にするのは、結構大変でした。読みづらいかもしれませんが、ご勘弁を。


テーマ:DVDで見た映画
ジャンル:映画

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