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2010年11月20日 (土) | Edit |
1970年製作イタリア映画。
第二次大戦下のイタリアを舞台にレジスタンス(パルチザン)の英雄コルバリの生き様を描く戦争アクション。

1943年北イタリア。
虜囚の男にし野に放ち訓練された犬と兵隊の追尾から逃げ切ったら無罪という、ファシストの罰ゲーム的な遊びを偶然目にしたコルバリ。その行為に義憤を覚えたコルバリは、ファシスト打倒に目覚めます
組織に属すのが嫌いな自由人コルバリは、たった1人でファシストに対する抵抗を開始。そこに親友のカザディも加わり、2人だけで命がけのゲリラ活動を繰り広げます
ファシストへの攻撃を繰り返すうち、世間に2人の活躍は知られていき、工員のマッシモ、泥棒のミケーレ、学歴はないけれどやる気充分のカルロとドゥイリオ、若くて気合の入ったニコラ、医者の娘で看護婦のイネスなど、志を同じくする仲間が集まってきます
そして、どんどんと仲間が増えていき、いつしかコルバリのゲリラ軍は大所帯に。
軍隊も恐れるようになったコルバリ率いるゲリラ軍は、北イタリアのある街をファシストの手から開放します。そこで、コルバリは、地主の土地を取り上げ、銀行を解体、貧しい農民の借金をチャラにし、自由な街を作ることを宣言します
喜ぶ庶民らを見て、コルバリは、もっと大きく自由な自治区を北イタリアに作るという大きな夢を抱くようになり、それに向かって突き進みますが……

製作、ジュリアーニ・G・デネグリ
監督、脚本、ヴァレンティーノ・オルシーニ
脚本、レナート・ニコライ
撮影、ジュゼッペ・ピノーリ
音楽、ベネデット・ギリア
出演、ジュリアーノ・ジェンマティナ・オーモンフランク・ウォルフ、アントニオ・ピオバネッリ、ヴィットリオ・デュゼ

マカロニ活劇で御馴染みのジュリアーノ・ジェンマが、実在の人物であるコルバリを演じています。
この映画で、パルチザンの司令官を演じたフランク・ウォルフは、この映画の翌年1971年に、謎の自殺により世を去りました。主な出演作に、「シシリーの黒い霧」「殺しが静かにやって来る」「ウエスタン」などがあります。

第二次大戦中の北イタリアで、パルチザンだった実在の人物コルバリの、ファシストに対する抵抗を描いた映画です。邦題では、派手なドンパチのある戦争映画のような印象を抱かせますが、中身はゲリラ活動を主体としたドキュメンタリータッチの作品(地味目の)となっています。
男と男の友情と絆、男と女の深い愛情など、人間ドラマ的な要素もあり、当時の社会情勢を反映した社会派的な側面もあり、ピカレスク的な娯楽要素もあり、青春映画のようでもあります。
イタリアの庶民の顔のクローズアップが印象的な、多面的で真面目な作品(邦題からはとても想像できない)です。
音楽もマルです。


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2010年11月06日 (土) | Edit |
2004年製作アメリカ映画。
母娘が伝説の死者の世界に迷い込むサスペンス・ホラー。

NYから元夫のいるウェールズにやって来た、母アデルとまだ幼い娘サラ元夫スティーブ芸術家で、携帯もつながらない、自然あふれる場所で暮らしています。人もほとんどいない、羊だけがいるような片田舎で、孤独を愛する元夫スティーブらしい住み家です。
そこには海に面した切り立った断崖絶壁があり、崖の上には古ぼけた石碑が立っています。
その石碑は、50年前に、狂った教祖騙された信者が、崖から飛び降り集団自殺した時の、犠牲者の名が刻まれたものです。しかし今は、犠牲者が書かれたはずのプレートは取り外され、石碑には謎のウェールズ語が書かれているだけです。
次の日、アデルとサラ、そしてスティーブは、崖下の岩場の浜辺にピクニックに行きますが、アデルが少し目を放した隙にサラがいなくなってしまいます
アデルとスティーブは、懸命に辺りを探しますがサラは見つかりません。
海に落ちたと思われ、地元の警察や住民も総出で捜索しますが、サラの姿は全く発見されません。
忽然と姿を消したサラ
実は、その背後には、ウェールズの土着信仰に関係した恐ろしい伝説があったのです……

予告編動画リンク

製作、ジェレミー・ボルト、ポール・W・S・アンダーソン
監督、ジョン・フォーセット
原作、サイモン・マギン
脚本、スティーブン・マッシコッテ
撮影、クリスチャン・セバルド
音楽、エドムンド・ブット
出演、マリア・ベロショーン・ビーン、ソフィ・スタッキー、アビゲイル・ストーン、モウリス・ロウブス

ショーン・ビーンは、「ロード・オブ・ザ・リング」でボロミア役を演じています。リメイク版の「ヒッチャー」では、ジョン・ライダーを演じています。地味ですがそこそこ活躍している役者です。面構えがいいですね。

「ザ・ダーク」という題名の映画には、もう1つ最低映画として有名な「ザ・ダーク」がありますが、これは最低じゃない方「ザ・ダーク」です。
それはさておき、この映画ですが、素晴らしい景色でロケーションは最高と言っていいでしょう。
しかし、サスペンス要素、ホラー要素、共に中途半端で、消化不良の感は否めません。ウェールズの土着信仰謎めいた雰囲気不気味さが、もっと表現されていると面白くなったと思います。
素材的に良かっただけに、もう少しストーリーを深めて欲しかったですね。


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