FC2ブログ
2011年01月16日 (日) | Edit |
1956年イギリス映画モノクロ。
ジョージ・オーウェルのディストピアン小説「1984」の映画化作品。

全世界に核戦争が勃発。世界は、オセアニアユーラシアイースタジアの3つに分割統治されます。3つの国は互いに衝突、争いを繰り返しています。
その中のひとつの国、オセアニアは、ビッグ・ブラザーという男が独裁政治を行っており、階級制度や相互監視制度のある超管理社会を作っています。あらゆる人々は洗脳され、自由な振る舞いなどとても出来ないような、高度に統制されシステム化された社会に生きています。
1984年。
情報の管理をする真理省の下級役人ウィンストン・スミスは、街の古道具屋で、偶然過去の一冊の日記を入手します。家に持ち帰り、日記をつけるためには、どの家にも備えられているテレスコープという双方向監視システムの目を逃れて書かなければいけません。なぜならば日記を書くことは、重大犯罪だからです。
ウィンストンの仕事は、文書の改ざんや歴史の修正です。国家の都合のいいように物事を書き換えるのです。
そんな日々に嫌気のさしていたウィンストンは、国家に禁止されている日記を書き、ささやかな抵抗をしていました。そんな鬱屈した日々ですが、同僚の女性ジュリアと恋に落ち、国家に禁じられた自由恋愛を始めた事で、ウィンストンの人生は大きく変わっていき……

参考動画リンク

製作、ピーター・ラスフォン
監督、マイケル・アンダーソン
原作、ジョージ・オーウェル
脚本、ウィリアム・P・テンプルトン、ラルフ・ベティスン
撮影、C・ペニントン・リチャーズ
音楽、マルコム・アーノルド
特殊効果、ジョージ・ブラックウェル
出演、エドモンド・オブライエン、ジャン・スターリング、マイケル・レッドグレーヴドナルド・プレザンス、デヴィッド・コソフ、マーヴィン・ジョンズ

マイケル・アンダーソンはイギリスの監督で、主な作品に、「暁の出撃」「80日間世界一周」などがあります。
マルコム・アーノルドは、「戦場にかける橋」の音楽で有名です。
エドモンド・オブライエンは、「裸足の伯爵夫人」でアカデミー助演男優賞を獲得している名優です。
マイケル・レッドグレーヴは、イギリスの名優で、子供や孫も役者になっています。
ドナルド・プレザンスは、ある意味何でも屋ですが、その演技力には定評があります。どんな役でも演じる事のできる素晴らしい役者です。

恋愛や行動が全て制限され、1つの思想や価値観しか認められない社会。相互に監視し、子供は早くから洗脳され、全てにおいて統制された世界。そこには、自由が全くない。もちろん自由恋愛も禁止。
そして政府や国が流す情報が、たとえ嘘だったとしても、それを盲信しなければいけない。不穏分子は、処分。
これ以上の恐怖って、あるのだろうかって思います。ある意味、一番恐いホラーじゃないでしょうか。
こんな世界になったら、どうなるのか・・これは恐い恐い映画ですよ(淀川先生風)


スポンサーサイト



テーマ:DVDで見た映画
ジャンル:映画
2011年01月02日 (日) | Edit |
1986年アメリカ作品。
コメディタッチでストーリーが進んでゆく三話構成のオムニバスホラー。

なかなか夜寝付けないブライアン少年は、おじさんのマイクに、おとぎ話をねだります。
おじさんのマイクは、観たいエロTV番組があったのですが、うるさいブライアン少年に閉口しながらも、お話をしてあげます‥
『3姉妹の魔女の話』
醜い魔女の姉妹に奴隷として売られた青年ピーター。
魔女の召使として、色んな仕事をやらされる日々。
ある日、魔女の占いで、長女の魔女の死体を発見。魔女の姉妹は、長女を生き返らせるため、近くに住んでいた美しい娘ミランダを、ピーターに誘拐させます。
しかし、ミランダに一目惚れしたピーターは、ミランダと共に、魔女の目を盗み逃げ出します……
『処女じゃない赤ずきん』
セクシーな女子高生レイチェル。レイチェルは、おばあさんに持病の薬を薬局までお使いに頼まれます。
レイチェルは薬局に行き、おばあさんの持病の薬を貰うのですが、その薬は、ウィリーという怪しげなヤクの密売人風の男のものでした。間違って薬屋の間抜けな親父が取り違えてしまったのです。
ウィリーは月が満月にならないうちに薬を飲まなければ大変な事になるため、なんどもレイチェルのおばあさんの家を訪ねますが、怪しい風体のウィリーは警戒され家には一歩も入れてもらえません。そうこうしているうちにも刻一刻と満月の時刻が近づいてきます。
一方、間違えて薬を持っていったレイチェルは、ボーイフレンドと一緒に体育倉庫で、コッソリと初体験中。いちゃついてるうちに、夜になり……
『殺人家族ベアー一家と超能力娘ゴーディー』
精神病院から脱走した大量殺人犯ベアー一家。警察の追跡を逃れ、以前住んでいた空き家に向かいます。
しかし、そこには、超能力娘ゴーディーが住み着いていました。ゴーディーは、自分に近づく男達を超能力で血祭りにあげ、その死体とともに住んでいる、イカレた娘。
殺人鬼同士の壮絶な殺し合いが始まるかと思いきや、ベアー一家とゴーディーは、意気投合。ゴーディーはベアー一家の息子と恋仲になり、さらに強力な殺人一家になり……

予告編動画リンク

製作総指揮、ウィリアム・J・リンクス
製作、ウィリアム・ポール
監督、脚本、ジェフリー・S・デルマン
脚本、J・エドワード・カーナン、チャールズ・F・シェルトン三世
特殊メイク、エド・フレンチ
撮影、ダニエル・D・キャントン
音楽、ラリー・ジュリス
出演、ニコル・ピカート、スコット・ヴァレンタイン、マイケル・メスマー、ブライアン・デ・パーシア、キャスリン・デ・プラム、メリッサ・レオ

「フローズン・リバー」の名女優メリッサ・レオが、キチガイ親子の母親を怪演しています。

マイクおじさんのくだらない3つのホラ話を映像化した映画なので、おじさんのホラ話を真剣に聞く少年の様な心で観ると良いと思います。いい意味で心底くだらないので、暇だけは確実に潰れると思います。
3つの話は、本当に低レベルで、馬鹿な中学生が即興で考えたようなストーリーです。しかし、それゆえにとても楽しく、そのバカバカしさには、微笑まずにはいられません。
とりわけマイナーな映画が好きな人(変人)には、本当にオススメしたい一本です。
なお、邦題には、グリム童話とありますが、ほとんどというか全くといっていいほど関係ないので、注意しましょう。


テーマ:DVDで見た映画
ジャンル:映画