FC2ブログ
2011年02月22日 (火) | Edit |
1985年アメリカ映画。
豪華2大女優競艶の女囚映画。

ドイツがベルリンの壁で隔てられていた時代
アメリカから、恋人のマイケルに会いに、西ドイツにやってきたクリスティーン。クリスティーンは、ペンシルバニアの女子大生。恋人のマイケルアメリカの軍の少尉で、西ドイツに赴任中です。
久しぶりに会った2人、アツアツムードも束の間、結婚話になり2人は揉めてしまいます。元々気性の荒いクリスティーンは、恋人に対し語気を荒め、「軍隊の仕事と私とどっちが大切なのよ!」という答えようのない質問をぶつけ、むくれたまま2人のホテル部屋に帰っていきます。
クリスティーンは、せっかくのお互いの休日を喧嘩して過ごしてしまった苛立ちから、しばらく頭を冷やす為に夜中の散歩に出かけます
その時、クリスティーンは、謎の男たちに、車によってどこかに拉致されようとする女性(ヘッダ博士)を目撃します。現場に居合わせ、目撃してしまった事を、謎の男たちに気付かれたクリスティーンは、ヘッダ博士と同様にどこかへ拉致されてしまいます
車に乗り、連行され着いたのは、裁判所。そこで拷問まがいの自白をせまられ、耐え切れなかったクリスティーンは、やけくそになって自らCIAの工作員だと言ってしまいます。そうして、クリスティーンは、何もしていないのに、スパイの罪で懲役3年の判決を受けます。
一方、東独の科学者ヘッダ博士は、国家反逆罪で懲役50年を言い渡されます。
判決をへて、刑務所に収監される事になったクリスティーン。
しかし、その監獄は、恐怖と暴力とエロスが支配する地獄の女囚監獄だったのです……

参考動画リンク

製作、アーネスト・R・フォン ザウマー
監督、脚本、アーネスト・コレクター
脚本、ゲイリー・ドラッカー
撮影、ウォルフガング・ディクマン
音楽、タンジェリン・ドリーム
出演、リンダ・ブレアシルヴィア・クリステル、スー・キール、ウィリアム・オストランダー、ソニア・マーティン、アルバート・フォーテル、エリザベス・フォルクマン

音楽のタンジェリン・ドリームは、人の名前ではなく、ドイツのシンセサイザーバンドです。テクノに影響を与えたといわれています。
リンダ・ブレアは、「エクソシスト」の少女リーガン役が強烈な印象を残しています。しかしその後はこれといった活躍もなく、子役は大成しないというジンクスの一例となってしまいました。
シルヴィア・クリステルは、70年代にセンセーショナルな大ヒットをした、フランス映画「エマニエル夫人」のエマニエル夫人役の女優です。籐の椅子に腰掛けた彼女のポスターを、見たことがある人も多いのではないかと思います。

この映画の最大の見所は、リンダ・ブレアシルヴィア・クリステルという、70年代に一世を風靡した2大スターの、セクシー競艶にあると思います。2人のヌードが拝めるという事が、製作側の最大の売りとするところでしょう。
しかし、リンダ・ブレアの太くて逞しい(ふとましい)ヌードは、集団シャワーシーンの1度きりですし、シルヴィア・クリステルの濡れ場(レズシーン)期待するほどではありません
女囚モノとしては、そこそこの映画で、ツボは押さえていると思います(あくまでも女囚モノとして)。全体的に、80年代に独特の、心のこもってないチープ感が味わえるのは、B級作品ファンとしては嬉しいです。シンセの音楽も、80年代ぽいチープさで、映画にベストマッチしています。
リンダ・ブレア(当時26歳)のとても大学生には見えない貫禄(すでにオバサン化?)も必見の、映画話の種になる大人(になりきれていない大人)の為の映画です。今の時代では、エロとはいえないぐらいのエロさ加減ですが、そこが昔を思い出させてくれて逆によかったりします。


スポンサーサイト



テーマ:DVDで見た映画
ジャンル:映画
2011年02月17日 (木) | Edit |
2008年アメリカ作品。
1928年に起こった連続少年誘拐殺人事件の実話を基にしたヒューマン・ドラマ。

1928年ロサンゼルス。
電話交換手の主任をしているクリスティン。クリスティンはシングルマザーで、かわいい小学生の男の子ウォルターとともに、慎ましやかながらも幸せな生活を送っています。
1928年3月10日。
急な仕事が入り、ウォルターとの休日を過ごせなくなったクリスティン。ウォルターに留守番を頼み、仕事場へ。
クリスティンが、仕事を終え、家に帰ってみると、ウォルターの姿が全く見当たりません。近所を探しても、姿はありません。警察に電話し、捜索願を出そうとしたクリスティンですが、行方不明から24時間経過しないと捜査できないと断られてしまいます。
5ヵ月後。
忽然と姿を消していたウォルターが、イリノイ州で保護されたと、警察から連絡があったクリスティン。鉄道の駅まで息子を出迎えに行きます。しかし警察が連れて帰ってきた子供は、ウォルターとは別人でした
クリスティンは、警察にその事を訴えますが、辛い経験をし、ウォルターが変わったのだといい、警察は取り付く島もありません。
背丈も歯並びも違う子供であるにも関わらず、事実誤認を認めない警察に、業を煮やしたクリスティンは、かねてから警察の腐敗を糾弾していたグスタヴ牧師を頼ります
そして、警察に本物のウォルターを探すよう頼みますが、逆に、我が子の区別も出来なくなった精神病患者として、強制入院させられてしまいます……

予告編動画リンク

製作、ブライアン・グレイザー、ロン・ハワード、ロバート・ロレンツ
製作、監督、音楽、クリント・イーストウッド
脚本、J・マイケル・ストラジンスキー
撮影、トム・スターン
出演、アンジェリーナ・ジョリージョン・マルコヴィッチジェフリー・ドノヴァン、コルム・フィオール、ジェイソン・バトラー・ハーナー、マイケル・ケリー

製作に、元子役で映画監督の、ロン・ハワードが名を連ねています。
今や世界の巨匠となったクリント・イーストウッド。でも個人的には、イーストウッドの本質は職人監督である事にあると思います。老年になり、芸術性に富んだ深い哲学性をも感じさせる映画を、次々と奇跡のように作り出しているのは、長年イーストウッドが培ってきた職人的映画作りの積み重ねが、ものをいってるのだと思います。
アンジェリーナ・ジョリーは、説明するまでもなく日本でも有名な大スターですね。ブラッド・ピットと結婚しています。
ジョン・マルコヴィッチは、なんの役でもこなす名脇役で、同業者の多数の俳優から、リスペクトを受けています。
ジェフリー・ドノヴァンは、TVシリーズ『バーン・ノーティス』の主役マイケル(元凄腕スパイ)で有名です。個人的に『バーン・ノーティス』を楽しく観ているので、とても馴染みがあります。余談ですが、同じドラマに、マイケルの仲間役でブルース・キャンベルが出演しています。

この映画、色々な見方が出来ると思います。
自分はこの映画は、責任についての映画だと思います。責任を果たすこと、使命と言い換えてもいいかもしれませんが、それを果たすことの意義が、この作品の根底のテーマにあると思います。
以前から、イーストウッドの作品には、愚直なまでに自らの使命や責任を果たすことに拘る人物が多いのですが、この作品でも、父、母の責任を愚直なまでに果たそうとする主人公の姿がみてとれます。
そして、責任、使命を果たすとき、生じる悲劇。もしくは悲劇が生じても果たさなければいけない使命。使命を果たそうという意志を持つこと。信じること。そういったことを控えめに表現しています。
是非はともかくとして、観る側に色んな事を考えさせてくれるいい映画です。


テーマ:DVDで見た映画
ジャンル:映画