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2011年03月20日 (日) | Edit |
1985年アメリカ映画。
連続殺人の陰にいる謎の狼男の正体に気付いた車椅子の少年とその姉の活躍を描いたホラー。

1976年春。
アメリカの小さく保守的な田舎町ターカーズ・ミルズ。
長閑な町に突如として、連続殺人が起こり始めます。殺害された人間の死体は、まるで獣にでも喰いちぎられたかのような、肉片が散乱した無残な姿で発見されます。
町の保安官も懸命に捜査しますが、証拠もなく、犯人の目星すらつけることが出来ません。
一向に進まぬ捜査に、業を煮やした町の住民は、自警団を組織し、大規模な山狩りをはじめますが、そこでも大量の犠牲者をだしてしまいます。
町に住む車椅子の少年マーティーは、事件が全て狼男の仕業だと気付きますが、大人は誰も信じてくれません。マーティーは、仲の良い叔父のレッドが作ってくれた、エンジン付きの高速車椅子シルバー・バレット号(銀の弾丸号)を操り、狼男の正体を突き止めますが……

予告編動画リンク

製作、マーサ・シューマッカー、ディノ・デ・ラウレンティス
監督、ダニエル・アティアス
原作、脚本、スティーブン・キング
撮影、アーマンド・ナンヌッツィ
音楽、ジェイ・チャタウェイ
特殊効果、カルロ・ランバルディ
出演、ゲイリー・ビューシィエヴェレット・マッギルコリー・ハイム、ミーガン・フォローズ、ロヴィン・グローブス、レオン・ラッサム

カルロ・ランバルディは、イタリアを代表するイフェクツマンです。この作品での、狼男の変身シーンは、なかなかの出来です。
ゲイリー・ビューシーは、一昔前の日本では、ゲイリー・ビジーと呼ばれていました。1978年の「ビッグ・ウエンズデー」では、引き締まった筋肉質な体でしたが、1985年のこの頃は、すっかりおっさん化しています。
エヴェレット・マッギルは、「ツイン・ピークス」「壁の中に誰かがいる」などの映画で、いい味の演技を披露しています。個性派俳優にみられがちですが、正統派の俳優です。
当時子役で日本でも人気のあったコリー・ハイムは、2010年3月に、ドラッグの過剰摂取により、この世を去りました。子役で売れた役者は、過去の栄光などや、早くから大金を手にすることによって、大人になって悲劇に見舞われる事が多いですね。

この作品は、スティーヴン・キング自身が自分の原作を脚本にしており、B級感あふれる佳作に仕上がっています。
アル中の浮浪者のオッサンの生首が吹っ飛ぶゴキゲンなオープニングから、予定調和なラストまで、テンポよく一気に見せてくれます。
誰しもが子供の頃に感じたり経験するような、近所の大人がひょっとして怪物なのではないかとか、殺人者なのではないかと思ったりする、無邪気な恐怖感がうまく表現されていて、懐か面白い感じがしました。
そういった意味では、大人より子供のほうが共感できる映画かもしれません。
なお、注意して欲しいのは、DVDのジャケットの裏面で、狼男の正体がネタバレしています。ネタバレが嫌な人は、先に裏面を見ないほうがいいと思います。


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テーマ:DVDで見た映画
ジャンル:映画
2011年03月06日 (日) | Edit |
2008年アメリカ映画。
80年代のホラー「プロムナイト」のリメイク作品。

女子高生のドナは、高校の教師だったフェントンストーカー行為に悩まされていました。
警察にも相談し、接近禁止の裁判所の命令も出ていたのですが、逆にその事がフェントンの狂気に火をつけることになってしまいます。
フェントンは、ドナの家に忍び込み、ナイフで一家全員を惨殺。友達と遊んでいて帰りが遅れたドナは、家の異変に気付き、ベッドの下に隠れることで、奇跡的に難を逃れます
そして、警察に捕まったフェントンは終身刑に
3年後。
やさしい叔父と叔母に引き取られたドナは、幸せな生活を送っていました。しかし、一家を皆殺しにされた心の傷は癒えません。
ドナは大学進学も決まり、恋人と一緒に高校最後のプロムの日を迎えます。
友人たちと共に、派手で豪華なプロムパーティーに出席するドナ。
しかし、その3日前に、殺人鬼のフェントンが医療刑務所を脱走しており……

予告編動画リンク

製作、ニール・H・モリッツ、トビー・ジャッフェ
監督、ネルソン・マコーミック
脚本、J・S・カードーン
撮影、チェコ・ヴァレス
音楽、ポール・ハスリンガー
出演、ブリタニー・スノウ、スコット・ポーター、ジェシカ・ストロップ、ダナ・デイヴィス、コリンズ・ペニー、ケリー・ブラッツ、ジョナサン・シェック、イドリス・エルバ

監督のネルソン・マコーミックは、主にTVドラマの監督として活躍しています。

全米初登場ナンバー1ヒットを飛ばした作品で、典型的なティーンズ・スラッシャー・ホラーです。
典型的と書きましたが、本当に何のひねりもない、ど真ん中のストレートのような映画です。
殺人鬼が次々と人を殺してヒロインに迫っていくというだけのストーリー展開で、殺人鬼の正体もあらかじめ分かっています。80年代ホラー「プロムナイト」のリメイクと銘打っていますが、オリジナルのような誰が犯人か分からないというような面白さはありません。
ホラーとしては無難というか普通というか、本当に型どおりなので、大ヒットの理由がいまいち分からないのですが、推測するに公開の日が、話題作や大作のないエアポケットのような時期だったのではないかと思います。もちろんレーティングがPG-13っていうのも大きいでしょう。
しかし、面白くない訳ではないし、テンポもいいので、観やすい作品ではあると思います。
残念なのは、ヒロインに魅力がないところです。


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