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2012年01月20日 (金) | Edit |
1989年アメリカ映画。
ギャンブル好きの冴えない男が一攫千金を狙って大勝負するハートフル・コメディ。

ギャンブル好きの冴えないタクシードライバーのトロッター家庭は破綻寸前で、復縁のため、トロッターは女房にギャンブルをしないことを誓います。
その日の夜、仕事場に行くと、客の会話を盗聴することが趣味の、ドライバー仲間で親友のルーニーが、客の盗聴テープを聞かせてくれます。そんなものには興味のないトロッターでしたが、早送り中のテープの途中で、偶然明日の競馬のレースの、調教師と馬主の八百長らしき話を聞きます。
これはチャンスだ!とばかりに競馬場に繰り出すトロッター。相棒のルーニーは懐疑的でタクシー客のホラ話ぐらいにしかとらえていません。
トロッターは、なけなしの100ドルの半分をルーニーに与え、目的の馬に全額突っ込みます
いざレースが始まると、人気薄のその馬がなんと一着に。
トロッターの50ドルは700ドル強になります。一方、相棒のルーニーは、その馬を買わずに別の馬に賭けていました。
トロッターはあまりのルーニーの間抜けさに腹を立てます。そして一人で、会話していた調教師と馬主に会いにいき、恐喝などすることなく盗聴したテープを渡し、お礼だけを言って帰ろうとします。そのトロッターの態度に好感を持った調教師は、次のレースの裏情報を教えてくれます
トロッターは、その情報通りに、全額700ドルを賭けます。すると、また大当たりで、700ドルは2400ドル強となるのでした。
次のレースでトロッターは、辺りにいるツイていない友人らに、何がオススメの馬か聞いて回ります。そして名前が上がった馬の名前を消していき、消去法で一頭の馬を選びます。そして、またまた全額2400ドルの大勝負に出ます。すると、なんと、ここでもトロッターの目論見通り、馬券は大当たり。手持ちは69000ドルになり……

予告編動画リンク

製作総指揮、リチャード・ステンタ
製作、デヴィッド・ガイラー
監督、ジョー・ピトカ
原作、ジェイ・クロンリー
脚本、アーネスト・モートン
撮影、カーティス・ウェア
音楽、ジョルジオ・モロダー
出演、リチャード・ドレイファス、デヴィッド・ヨハンセン、テリー・ガー、アレン・ガーフィールド、ジェニファー・ティリーロビー・コルトレーン

音楽のジョルジオ・モロダーは、80年代に活躍した音楽家です。代表作に、「フラッシュ・ダンス」「スカー・フェイス」などがあります。
リチャード・ドレイファスは、「JAWS/ジョーズ」「未知との遭遇」などの、スピルバーグ監督の作品で一気にスターになりました。なお、この作品には、ドレイファスの母親ジェラルディンがカメオ出演しています。
テリー・ガーは、「トッツィー」でアカデミ助演女優賞ノミネートされた演技派女優です。
ジェニファアー・ティリーは、独特の高い声を持った女優で、個性派演技女優として、現在でもたくさんの映画に引っ張りだこです。
ロビー・コルトレーンは、「ハリー・ポッター」シリーズのヒゲモジャの大男で近年ではお馴染みです。

冴えない負け組だけれども善人なタクシー・ドライバーが、いつも負け続けのギャンブルで、千載一遇のチャンスを得、そして、そのチャンスを、自分を信じる事で、周りの人々をも巻き込んでいき、掴みとっていくという、まさにアメリカンな、典型的ハートフル・コメディです。
周りにいる誰もが不幸にはならない心温まるコメディ・・そんなのは夢物語で大嫌いだ!という人は見ないほうが良いでしょう。ただ、僕は楽しく観ることが出来ました。なぜなら、役者に嫌味な人間が全く出て来ないからです。愛すべきキャラクターばかりなのです。
70年代にはモヒカンにして売春宿に殴りこみをかけたタクシー・ドライバーは、80年代になると運良く競馬で大儲けというものには、流れ行く時代の気分を感じてしまいましたが、この映画は、秀作だと思います。なお、字幕に関してはノーコメントです。
ギャンブルなら全額勝負!それがギャンブルの醍醐味!これぞギャンブラーの美学だ!と思わせてくれる、ギャンブル経験者なら、誰もがニヤリと共感させてもらえる作品です。


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テーマ:DVDで見た映画
ジャンル:映画
2012年01月02日 (月) | Edit |
1988年アメリカ映画
NYの警官の姿をした殺人鬼が人を殺しまくるアクション・ホラー。

ニューヨークで、警官の格好をした大男が次々と市民を虐殺していく事件が発生します。
内部情報が漏れていることから、NY市警内部の犯行だとにらんだベテラン刑事マクレーは、独自に調査を開始します。
一方、ジャック巡査は、毎晩のように勤務にでかける事を、妻に怪しまれていました。なぜなら、連続殺人事件の犯人が主人のジャックだという謎のタレコミ電話に悩まされていたからです。
ジャックの妻は意を決し、主人のジャックを尾行します。するとジャックは、勤務には行かず、安ホテルに入って行きます。ジャックの妻は恐る恐る主人の入っていった部屋に忍びこみます。そこで目にしたものは、ジャックが裸で女性と抱き合ってる姿でした。そうです、ジャックは浮気をしていたのです
その光景を見てしまったジャックの妻は、逆上し部屋から去って行きます。
翌朝、勤務中のジャックのもとに、妻が死体で発見されたとの知らせが届きます。そして、その犯人は大男の警官だというのです。ジャックは、浮気相手が同僚の婦人警官だったこともあって、自分のアリバイを言うことができません。そうこうするうちに、ジャックは容疑者として拘置所に入れられてしまいます……

予告編動画リンク

製作総指揮、ジェームズ・グリッケンハウス
製作、脚本、ラリー・コーエン
監督、ウィリアム・ラスティグ
撮影、ヴィンセント・J・レイブ
音楽、ジェイ・チャタウェイ
出演、トム・アトキンスブルース・キャンベル、ローレン・ランドン、リチャード・ラウンドトゥリー、ウィリアム・スミス、ロバート・ツダール、シェリー・ノース

製作総指揮のジェームズ・グリッケンハウスは、「エクスターミネーター」「シェイクダウン」などの監督作があります。
ラリー・コーエンは、「悪魔の赤ちゃん」シリーズや「空の大怪獣Q」の監督作があり、脚本家としても活躍しています。
ウィリアム・ラスティグの他の監督作に、「マニアック」「マニアック・コップ2」「マニアック・コップ3」があります。主にホラーなどのブルー・レイやDVDを扱うブルー・アンダーグラウンド社のCEOでもあります。
撮影のヴィンセント・J・レイブは、ジミー・レモの別名義です。
トム・アトキンスは、ジョン・カーペンター作品の常連として顔なじみがある役者です。
ブルース・キャンベルは、サム・ライミの盟友で、「死霊のはらわた」シリーズの主演や他のサム・ライミ作品でもカメオ出演が多いです。現在はTVシリーズ「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲」で主人公の相棒のサム役で活躍しています。
リチャード・ラウンドトゥリーは、「黒いジャガー」のシャフト役で有名な黒人男優です。
ちなみに、リポーター役でサム・ライミがカメオ出演しています。

不死身の怪力モンスター警官が、次々と人殺しをしていく映画です。一応、復讐のために死の淵から蘇った警官が犯行を重ねていくというストーリーなのですが、復讐なのに関係ない人物が次々と殺されていきます。それはきっとモンスターの恨みが警察全体に向かっていったからなのだろうと勝手に(好意的に)解釈し、面白く観させてもらいました。
とにかく人が大量に殺される映画なのですが、意外にグロシーンは少なく、直接的な暴力描写も(多くのボディカウントがある割には)少なめです
ニューヨークのB級映画のベテランたちが結集し、ある種豪華なスタッフとなっています。もちろん映画は、B級アクションホラーの王道的作品です。ストーリーラインは、ヒッチコックの「サイコ」を意識しながら、一捻りしたつくりとなっており、展開の読めなさが、軽い驚きと共に面白さにもなっています
90分に満たない時間で、テンポよく無理なく作られた、職人的B級ホラーです。なお日本の日曜洋画劇場のためだけに撮られた追加シーンがあり、特典としてDVDに収録されています。


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