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2009年07月11日 (土) | Edit |
1972年イギリス/アメリカ作品。
ヒッチコック監督の晩年に作られたサスペンス・スリラーの傑作。

英国のロンドンで連続絞殺魔が出没。巷を震撼させます。犯人の手口は、女性をレイプした後、ネクタイで絞殺するというもの。
青果市場コヴェント・ガーデンに店を構えるパブに、住み込みで働いていたリチャードは、つまらぬ事で店長と大喧嘩をしてしまい、職場を首になってしまいます。リチャードは、元空軍パイロットですが、短気でカッとなりやすく、酒を飲むと自制心を失うタイプでした。住む所と職を同時に失ってしまったリチャードもちろん手持ちのお金もそれほどありません。パブの隣で青果商を経営している、仲のいい友人ラスクは、リチャードを心配し、力になると言ってくれますが、リチャードは、つい、つまらぬ見栄を張ってしまい、せっかくの好意をふいにしてしまいます。結果、行き場のあてもお金もなくなったリチャードは、唯一頼れそうな、離婚した元妻ブレンダの事務所を訪ねる事に。
離婚した元妻は、結婚相談所を経営し、順調に事業展開しており、裕福な生活をしていました。文無しのリチャードは、ブレンダに食事をご馳走してもらい一晩家に泊めてもらいます
翌日、ブレンダが気を利かせて、ポケットにお金をこっそり入れてくれていたのに気付いたリチャードは、ブレンダに会いに事務所を訪ねますが、ブレンダは事務所の中で絞殺魔に殺害されていました。留守だと思い、事務所をあとにしたリチャードでしたが、殺害時刻直後だった事もあり、警察に容疑者として追われることになってしまいます……

予告編動画リンク

製作、監督、アルフレッド・ヒッチコック
原作、アーサー・ラ・バーン
脚色、アンソニー・シェイファー
撮影、ギル・テイラー
音楽、ロン・グッドウィン
出演、ジョン・フィンチ、アレック・マッコーウェン、バリー・フォスター、バーバラ・リー・ハント、アンナ・マッセイ

アルフレッド・ヒッチコックは、スリラーの帝王にして、最も後世の映画人に影響を与えた映画監督と言っても過言ではないと思います。代表作に(たくさんありすぎますが・・)「裏窓」「めまい」「サイコ」「鳥」などがあります。
アンソニー・シェイファーは、舞台劇の傑作「スルース」の原作脚本者として知られています。
ギル・テイラーは、イギリスの名カメラマンで、「戦慄の七日間」「反撥」「博士の異常な愛情」「袋小路」「マクベス」など、数多くの名作の撮影を担当しています。
ロン・グッドウィンの他の音楽担当作品に、「素晴らしきヒコーキ野郎」「荒鷲の要塞」「空軍大戦略」「ナバロンの嵐」などがあります。勇壮でドラマチックでカッコイイ曲が多いです。
絞殺魔を演じたバリー・フォスターは、役作りの参考として、サディストの殺人鬼ネヴィル・ヒースについての本を、製作側から渡されたそうです。

この作品は、「間違えられた男」「見知らぬ乗客」との類似が指摘されていますが、自分も確かにそう思います。マイナスの意味ではなく、正に、この題材は、ヒッチコックの得意分野だということです。恐怖とブラックユーモアが見事に同居し、ヒッチコックの映像テクニックと素晴らしい音楽が合わさって、本当に恐くて笑えて、最後まで目の離せない傑作となっています。中でも、絞殺シーンは、見ていて、嫌悪感をもよおすほど生々しく舌をデローンと垂らした犠牲者のアップ寒気がするほどです。他にも、失ったタイピンを探す犯人が、犠牲者の手に握られたタイピンを発見し、死後硬直を始めた犠牲者の指をボキボキと音をたてて折るところなども、かなり生々しく恐いです。そんな恐いシーンにも、忘れずにブラックな笑いを盛り込むヒッチコックは、本当に映画の鬼だと思います。
ちなみに、恒例のヒッチコックの出演場面ですが、冒頭の、テムズ川に浮かんだ全裸の女の絞殺死体を見ている野次馬の中にいる、黒い帽子をかぶっている男がヒッチコックです。


テーマ:DVDで見た映画
ジャンル:映画
コメント
この記事へのコメント
こんにちはv
読んでいると凄く生々しいシーンがありそうですが
そんな場面でもブラックユーモアがあるのっていいですよね。
私はそういうのを小説でよく読みますv
さりげなく監督が出ているって、お茶目ですね(^^♪
2009/07/11(Sat) 09:22 | URL  | 桜 夢見 #fvuyely.[ 編集]
桜さん
ヒッチコックは
直接的な描写が多いわけではなく
映像テクニックでそう思わせるという
天才的な映画監督です
スリラーの技法を大幅に発展させました
2009/07/11(Sat) 09:31 | URL  | モクメ #Q2AT2zQA[ 編集]
今日は。
叫んでる顔が(笑)
ヒッチコックが70年代まで作ってたのは知らなかった
古い映画の方が有名な気がしますね
「めまい」「サイコ」「鳥」はみた様な気がします
昔 ヒッチコック劇場???
本人が出て来て解説する番組があった様な気が...
いつの話だかも定かでないが^^;
2009/07/18(Sat) 17:48 | URL  | stand-alone #-[ 編集]
stand-aloneさん
この作品はヒッチコックが
晩年に故郷イギリスに戻って作った映画です
ヒッチコックが自分のルーツに立ち返っています
舞台の青果市場でヒッチコックの父親が店を経営してたんですよ
ヒッチコック劇場は吹き替えがいいですね
2009/07/18(Sat) 23:15 | URL  | モクメ #Q2AT2zQA[ 編集]
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