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2009年08月15日 (土) | Edit |
1967年アメリカ作品。
アメリカンニューシネマの嚆矢的作品である青春ドラマの傑作。

大学を特待生で卒業し、故郷に帰ってきたベン(優等生で童貞)。大喜びで出迎えた両親は、ベンの凱旋パーティーを開きます。出席者は、両親や両親の会社の共同経営者ロビンソンや古くからの知り合いなど、ベンを子供のころから知る人達ばかりです。
しかし、そんな晴れの日にもかかわらず、ベンは浮かぬ顔です。ベンは将来に対して悩んでいたのです。何になりたいかわからず何をしたいのかもわからないただ何かと違っていたい
ベンは卒業祝いに贈られた車を見に行くといって、喧騒から離れ1人になろうとします
車はアルファロメオのオープンカーでした。すると、共同経営者ロビンソンの夫人がやってきて、家まで送り届けて欲しいと言います。ベンはロビンソン夫人を家まで送り届けますが、ロビンソン夫人から、1人なので、しばらく家の中にいて欲しいと言われ、仕方なく家の中に入ります。すると、ロビンソン夫人がセクシーな姿で、あからさまにベンを誘惑してきます。ベンは狼狽し、その場を後にしますが、ロビンソン夫人のセクシーな姿が頭から離れません
誘惑に負けたベンは、後日、ホテルにロビンソン夫人を呼び出し、とうとう不倫関係になってしまいます(童貞なのはしっかりばれた)
卒業してからというもの、何をやるということもなく、ただ、親と子程度に歳の離れたロビンソン夫人との不倫に溺れていくベン。
しかし、そんな状況が一変する出来事が起こります。ロビンソン夫妻の娘エレインがカリフォルニア大学バークレー校から夏休みで帰ってきたのです。自分の両親から、エレインとのデートを命じられ、ロビンソン夫人からは、自分の娘エレインとのデートを禁じられたベン板ばさみとなり、困り果てますが、ロビンソン夫人に一度だけしかエレインとデートしないという約束で、デートをすることになります。しかし、そのデートで、エレインの純情さに強く魅かれたベンは恋に落ちてしまいエレインもベンを好きになります……

予告編動画リンク

製作、ローレンス・ターマン
監督、マイク・ニコルズ
原作、チャールズ・ウエッブ
脚本、カルダー・ウィリンガム、バック・ヘンリー
撮影、ロバート・サーティース
音楽、デイビッド・グルーシン
主題歌、サイモン&ガーファンクル
出演、ダスティン・ホフマンアン・バンクロフトキャサリン・ロス、マーレイ・ハミルトン、ウィリアム・ダニエルズ、エリザベス・ウィルソン

この作品でアカデミー監督賞を受賞したマイク・ニコルズ監督の他の作品に、「バージニア・ウルフなんか恐くない」「キャッチ22」「イルカの日」「ワ-キングガール」などがあります。
撮影のロバート・サーティースの主要な他の参加作品に、「ベン・ハー」「コレクター」「逃亡地帯」「ラスト・ショー」「スティング」「華麗なるヒコーキ野郎」などがあります。
音楽のデイビッド・クルーシンの主要な他の参加作に、「チャンプ」「黄昏」「トッツィー」「グーニーズ」「ミラグロ/奇跡の地」などがあります。
「卒業」は、今やアメリカを代表する、演技派の名男優となった、ダスティン・ホフマンの出世作です。
アン・バンクロフトは、「奇跡の人」でヘレン・ケラーの家庭教師サリヴァン先生を演じ、アカデミー主演女優賞を受賞しています。
キャサリン・ロスは、「夕陽に向かって走れ」「明日に向かって撃て!」「ステップ・フォードワイフ」などに出演しています。

この映画、見たことはあるけれど、有名なラストシーン以外は忘れてしまったという人や、有名なラストシーンとサイモン&ガーファンクルの名曲『サウンド・オブ・サイレンス』『スカボロー・フェア』『ミセス・ロビンソン』は知ってるけど、映画の内容は知らないという人が、意外に多いのではないかと思います。もしくは、単純な純愛映画だと勘違いしている人も多いかもしれません
しかし、この映画は、そんなに単純な映画ではありませんアッパーミドルクラスの家庭に生まれ育った青年ベンは、大学は卒業しましたが、その後の両親の敷いたレールに対して、迷いと反感を覚えています。エスタブリッシュメントに対する疑義がありながらも、今までずっと両親から何もかもお膳立てをしてもらって育ったベンは、自分自身の核がなく何をして良いか分からないのです。この状況は現代の日本にも似ているようなところがあると思います。スポイルされて育った子供が、自立的に何をして良いか分からずニートになってしまうという構図ですね。結局ベンは、親子ほど歳の離れたロビンソン夫人との不倫関係に溺れていくのですが、その子供エレインとも恋愛関係になってしまうという、当時としては、スキャンダラス物議をかもす内容でした。さらに主人公ベンがWASPではなく、背も小さく髪もブロンドではない個性派俳優ダスティン・ホフマンだったという事も画期的でした。最初ベンのキャスティングはロバート・レッドフォードで考えられていたという事を考えれば、どれだけ違いがあるか分かりやすいと思います。
超有名な作品ですけど、あらためて見直してみるのも、逆に新鮮で面白いですよ


テーマ:DVDで観た映画
ジャンル:映画
コメント
この記事へのコメント
こんにちはv
私もこの映画のラストと曲だけは知っていましたが
内容は知りませんでした。
知って吃驚という感じです\(◎o◎)/!
ありがとうございましたv
2009/08/18(Tue) 21:08 | URL  | 桜 夢見 #fvuyely.[ 編集]
桜さん
意外と有名なわりに
あまり観られてないっていう映画だと思います
有名すぎるラストと曲が仇になってますよね
2009/08/20(Thu) 21:59 | URL  | モクメ #Q2AT2zQA[ 編集]
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