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2009年10月14日 (水) | Edit |
1972年製作アメリカ作品。
脱走したアパッチ族と追う騎兵隊の駆け引きと闘いを描いた西部劇。

インディアン居留地サン・カルロスから、アパッチの勇猛な戦士ウルザナ率いる小集団が脱走。
ウルザナ達は、アパッチ族らしく闘いを好み、周辺の開拓民を次々と襲撃し虐殺
事態を重く見たアメリカ陸軍は、士官学校を卒業したばかりの新米中尉デビュイン騎兵小隊を率いさせ、ウルザナ一味の掃討を命じます。そして、ベテランスカウトでアパッチ族を知り尽くした男マッキントッシュアパッチの戦士で斥候のケ・ニ・テイを小隊の補佐につけ、ウルザナの後を追わせますが……

参考動画リンク

製作、カーター・デ・ヘブン
監督、ロバート・アルドリッチ
脚本、アラン・シャープ
撮影、ジョセフ・バイロック
音楽、フランク・デ・ボル
出演、バート・ランカスターブルース・デービソン、ジョージ・ルーク、リチャード・ジャッケル、ホアキン・マルチネス、ロイド・ボックナー、カール・スウェンソン、ダグラス・ワトソン

ロバート・アルドリッチ監督とバート・ランカスターは、「ヴェラクルス」「アパッチ」「ワイルド・アパッチ」「合衆国最後の日」の4作でタッグを組んでいます。
脚本家のアラン・シャープは、「ラスト・ラン/殺しの一匹狼」「さすらいのカウボーイ」「ナイト・ムーブス」などの脚本を手がけています。
ジョセフ・バイロックは、アルドリッチ監督のほぼ全ての作品の撮影を担当しています。
フランク・デ・ボルも同じくアルドリッチ作品の音楽のほとんどを手がけています。
ブルース・デービソンは、「いちご白書」「ウィラード」の青年役が印象的でした、今でもなお活躍している息の長い役者です。

相容れない異質な価値観や文化、宗教観、死生観、それによって起こる争いや摩擦など、ともすれば重くなりがちなテーマを、アルドリッチ監督の豪快で硬質な演出によって、見事に相対化され、娯楽的にも満足できる多面的な映画に仕上がっています。残酷描写の多さや、苦い結末は、アルドリッチの、70年代に対する、映画人的したたかさを含んだメッセージだろうと思います。
この映画は、相容れぬものの闘争を執拗に描き続けたアルドリッチ監督らしい、観るだけで、男として一皮むけることが出来る(劇中の若き士官のように・・)力強いけれど静かな西部劇の異色な傑作です。
ちなみに、個人的に気に入ったシーンは、アパッチ族になぶり殺しにされた開拓民の口の中に、切り取った犬のアレが突っ込まれていて、アパッチに詳しいマッキントッシュが、「これはアパッチ族流のユーモアだ」と若い士官に説明するところです。アパッチ族の謎めいた雰囲気と戦士らしい振る舞い、そして残虐性が同居している複雑さが面白かったです。


テーマ:DVDで見た映画
ジャンル:映画
コメント
この記事へのコメント
>相容れない異質な価値観や文化、宗教観、死生観、それによって起こる争いや摩擦

これは永遠に起こる現実だと思いますが
昔は今よりもっと大変だったみたいですね。
それを映画にすると本当に重くなりがちだと思うのですが
>娯楽的にも満足できる多面的な映画
に仕上げたのは凄いですねv
2009/10/17(Sat) 08:40 | URL  | 桜 夢見 #fvuyely.[ 編集]
桜さん
暗さや押し付けがましさがないいい映画ですよ~

撮る監督によっては
政治的なメッセージや道徳的な説教臭さが鼻につく場合もありますよね
2009/10/22(Thu) 00:23 | URL  | モクメ #Q2AT2zQA[ 編集]
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2014/10/12(Sun) 21:53 |   |  #[ 編集]
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